アップル、有り余る現金でジョブズのクローン計画発表!...ではなく配当開始・自社株買戻しを発表

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アップル、有り余る現金でジョブズのクローン計画発表!...ではなく配当開始・自社株買戻しを発表

アップルが宇宙空間突き抜けるまで貯めこんだ現金1000億ドル(約8.35兆円)をやっと遣うと聞いて、「さてはスティーブ・ジョブズのクローン作成計画!」、「全額寄付の発表!?」と一瞬ときめいたみなさまには、ちょっと当たり前すぎましたかね...。

ティム・クックCEOが、今後3年で1000億ドルのうち450億ドル(3.8兆円)を株の配当と自社株買戻しに遣う、あと戦略的投資もやる、と発表しました。

配当の方は「2012年第4四半期に1株2.65ドルの四半期配当をスタートする。2012年7月1日が開始日」だそうです。以下クックCEOの談話。

我々はこの現金の一部を事業投資に充て、このお金で研究開発費・買収・新店舗開設・戦略的前払い・サプライチェーンの資本支出を増やし、インフラ構築を行う。今後こうしたことがもっと活発に行われると思っていただいてよい。これらの投資を行なってもまだ手元には戦略的機会に投じる十分な軍備、事業運営の現金が潤沢に残る。そこで配当および自社株買戻しプログラムを開始することにした。

2013会計年から100億ドル費やして自社株払い戻しを開始するわけですが、これは2012年9月30日開始、3年で終わる見込みです。「将来の社員の自社株購入権付与・株購入プログラムから受ける希薄化の影響を緩和するのが主な目的」と話してますよ。

なんか当たり前過ぎて肩透かし...ネットの「ティム・クックからの手紙」(全額寄附を発表する前提で誰かが書いたスパム)を期待して朝を迎えた自分は一体...。

JESUS DIAZ(原文/satomi)