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いわき市の地表に7キロの断層 4月11日の余震でずれ

2011年4月13日15時1分

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写真:道路に現れた断層=八木浩司山形大教授提供拡大道路に現れた断層=八木浩司山形大教授提供

写真:断層によって、段差ができた道路=八木浩司山形大教授提供拡大断層によって、段差ができた道路=八木浩司山形大教授提供

写真:福島県いわき市内の畑に現れた断層=八木浩司山形大教授提供拡大福島県いわき市内の畑に現れた断層=八木浩司山形大教授提供

写真:いわき市大久保地区の田で確認された断層=八木浩司山形大教授提供拡大いわき市大久保地区の田で確認された断層=八木浩司山形大教授提供

地図:地表に断層が発見された場所拡大地表に断層が発見された場所

 11日夕に最大震度6弱を観測した東日本大震災の余震(マグニチュード7.0)を起こした断層が、福島県いわき市の地表に現れているのを東北学院大や山形大、東京大などの研究チームが見つけた。少なくとも7キロにわたって、最大で上下に約1.2メートルの段差が確認された。

 現地を調査した山形大地域教育文化学部の八木浩司教授によると、震源の付近には、長さ約20キロの井戸沢断層があることが知られており、その北端から7キロにわたって地表面で地面のずれが確認された。

 いわき市田人町の畑や道路では上下に約1〜1.2メートル、水平に約30センチのずれがあり、西側の地面が下がっていた。断層のタイプは「正断層」で地震波の解析データとも一致した。

 八木教授は「断層が現れた近くの斜面では土砂災害も発生している。同じ規模の余震は、他の地域でも今後起きる可能性がある」と注意を呼びかけている。(川原千夏子)

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