エロくないほうのマッサージ日記

長時間乗り続けるのに相応しくない車に乗って2日間ずっと移動してたら腰がバキバキになってしまったのでエロくないほうのマッサージにいってきた。受付で30分の全身コースに追加オプションでパンスト破りを頼んだらパンスト破りはありませんと断られるんだろうけど、この真面目そうな顔したオネエサンはどんな顔して断るんだろうと思いながら30分の全身コースをお願いした。「どこを重点にやりますか」というようなことを言われたので「裏筋とアナルを重点的に」と言ったらこのオネエサンは(以下略)、「腰と背中と首でお願いします」と言うと、施術台にうつぶせで寝ろと言われて寝たらまず背中をぐいぐい押された。ちょっと痛いぐらいで気持ちいいのだけどオネエサンの押すリズムというかピッチが速くて呼吸とうまく合わせられなくてなんだか身体に力が入ってしまう。きっとこのオネエサンは激しいのが好きなんだろうなとおもった。

もうちょっとゆっくり押してくれと言おうか迷ってるうちに腕を背中側に曲げられてなんか身柄捕獲された強盗みたいな格好になって背中を押され始めたんだけど、それはわりかしゆっくりだったのでいい気持ちになってきてウトウトしはじめた。背中→腰ときたらまた頭のほうに戻るかと思いきやケツを揉まれた。揉みしだかれた。つい甘い吐息が漏れてしまうのを唇を噛んで押し殺しているとオネエサンは耳元へ顔を近づけてきてわざと息をふきかけながら「どうしたの?感じてるの?いいのよ、声を出しても、うふふ」とか言う展開にはならず、横ケツを揉まれた瞬間にくすぐったくて「うひゃん!」みたいな声が出て身体をよじらせたら「あ、あ、すみません」とオネエサンはびっくりして、気を使ってるのかさっきよりソフトタッチでケツを揉み始めたのでまったくもって逆効果で頭おかしくなりそうだった。ソフトなのもいける人だった。

でもさすがにエロくないほうのマッサージ屋なのでケツ揉みはあっという間に終了して肩とか首とかに移行していったのでエロくないほうの気持ちいい感じになって再びウトウトしはじめた。「じゃあ、仰向けになってください」という声で目が覚めたというかウトウトしたまま仰向けになったんだけど、ふとさっきのケツ揉みの記憶が甦ってきたので、サッカーでフリーキックの壁になる人みたいになんとなく股間を防御する格好で仰向けになった。「恥しがらなくていいのよ?」とオネエサンはおれの手をどけてズボンを下ろして両足をぱっくり開くとケツの穴をしげしげと眺めたあと「くさっ。こんな臭いところ舐めて欲しいの?ずうずうしいのね」と不敵に微笑んで丸見えの肛門にペッと唾液を吐きかけたのは白昼夢であった。局部をガードするのを無視して頭のほうに回りこんで首の後ろぐりぐりと昔のマッサージチェアのローラーが揉むみたいなマッサージをしてくれた。全体的にエロくないほうの気持ちいい感じだけだった。