沿岸部の原発に迫る別の危険...クラゲ発生でも原子炉停止に追い込まれる!

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    沿岸部の原発に迫る別の危険...クラゲ発生でも原子炉停止に追い込まれる!

    世界各地で増えてるみたい...

    地震や津波に加え、川の氾濫でも脆さを露呈している原子力発電所ですが、この夏の時期には沿岸部の施設だとクラゲの大量発生にも用心しないといけないそうですよ。

    例えば、スコットランド東部のトーネス原子力発電所では、先月末にクラゲが原因で2基の原子炉を緊急停止せざるを得ない事態に追い込まれてしまいました。原子炉の冷却に不可欠な海水を取り入れるためのフィルターに大量発生したクラゲが詰まってしまったのが原因とのことでして、職員がクラゲの駆除に追われていますよ。英原子力規制局の発表では、定められた手順通りの対応が適切に取られたため、幸い何も危険な事態には至っていないんだとか。

    ただ、この周辺でこれほどのクラゲの大量発生は稀な出来事ではあるものの、今後は温暖化の影響からかクラゲが世界中で増えていく傾向にあり、原発に及ぶクラゲの脅威にまで新たに対応しなければならない時代になると一部の科学者たちは警鐘を鳴らしていますよ。日本でも原発とクラゲの戦いは以前からあるそうですが、これからますます厄介な問題になっちゃうのかもしれませんね~

    Scientific American

    Kelly Hodgkins(米版/湯木進悟)