ざんねんなエンジニア辞典

先だって、ある方と久しぶりに打ち合わせをしたときに、何があったのだろうと思うほどの印象を受けたことがあった。また、別の中堅のエンジニアの方は相変わらずその思考はどうににかならないものかと思うのであった。

技術を売れないエンジニア

能あるエンジニアは技術を感じさせなかったり、状況に応じて隠しておくことをする方もおられる。不要な、面倒臭い案件から身を守るための自衛策なのかもしれないが、そうした方はすでに名前と技術でセットになっているのでしたたかな相手にはすぐに見破られる。

中堅までや数年前までは持っている技術に自信を持っていたエンジニアの中には、久しぶりに会うと、どのような技術を持っていたか見えなくなってしまうエンジニアを見かけることも少なくない。冒頭のエンジニアもそうである。

確か、レガシーな技術を持っていたことには間違いないはすである。ただ、レガシーな技術でもその技術自体は更新されているのでその技術を適用する案件では生き生きしていたのは間違いない。

では、どうしてしまったのか。

多分に、ビジネスニーズとレガシーな技術とでミスマッチを起こしたのではないか。

『あなたの技術では売れない』

ただ、そうしたトレンドは、ビジネスの案件数や流れ(技術がシフトしているなどの)で感じていたのではないか。

そうした意味では、売れなくなる技術を広げるなり、キャリアパスを変える機会を掴まなかったざんねんなエンジニアだったのかもしれない。

スキルを自己評価できないエンジニア

冒頭の2人目のエンジニアは、周りは評価されてロールを上げていくのに自分は評価されていないと愚痴を言っているのが耳に入ってくる。

頑張れとしか言いようがない。

頑張るにしろ、キャリアのロールを上げたければ、実績で貢献することと就きたいロールで要求されるスキルを持っていることを示さなければならない。

知っている限りでは、とても無理筋な要求にしか思えない。

これも面倒臭い話で、自己評価をできないという事実と、周りと比較している時点でやっかみであることを認識すべき事項であることを本人自身で理解しなければならないところであるのにその可能性はとても少ない。

第一、自己評価もやっかみであることをそのまま伝えても受けれない。受け入れられるくらいであれば、どうして自分の評価は現状であるかを受け入れられないざんねんなエンジニアなのだろう。

 

 

 

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