賃貸住宅での家具の耐震対策

Shownique (coffee table) ……. M&A furniture / Juan ValldeRuten.

地震で家具が倒れてこないように、対策をする必要があるなと常々思いながら、これまでまったく対策をしてきませんでした。というのは、賃貸マンションに住んでいるため、壁にネジや釘を打つことに躊躇していたのです。

しかし、大きな災害を目にしてしまった以上、対策しないわけにはいきません。家族を守るために、これからは出来る限りの対策をしていこうと思っています。賃貸住宅での我が家の対策をまとめました。

我が家の問題点

最近引っ越してきた我が家の問題は、賃貸住宅なので、ネジや釘を打ちにくいことです。さらに、すべての壁がモルタルではなく、コンクリートに直接壁紙を貼っている箇所が結構あるため、コンクリートにはネジや釘が入りません。耐震対策にはかなり工夫が必要です。

ネジや釘を使わない耐震グッズがある

代表的なものは、「突っ張り棒」です。家具の上面と天井を棒で突っ張ることで、転倒を防止します。この商品だけだと、家具が横に滑ったときに外れてしまいそうです。他の商品との併用すべきかなと思います。

調べてみたら、ガムロックという商品がありました。強い粘着力で壁と家具を固定するグッズです。震度が大きなときはどうなのかな？という心配はありますが、無いよりはマシです。

家具と床の間に入れる、粘着シートもあります。賃貸マンションでは、このようなグッズを複数併用して、家具の転倒防止をしていくことになりそうです。

冷蔵庫

我が家の中で最も大きく、重い家具です。裏面の取っ手にベルトを通して、壁に固定する方法が一般的です。一番危険なので、壁にネジを入れてしっかり固定すべきだと思います。

我が家の場合、冷蔵庫の裏面の壁はコンクリートでしたが、幸いにも冷蔵庫の横の壁がモルタルだったので、片側だけベルトで壁に固定することにしました。あとは突っ張り棒かガムロックを併用して対策したいと思います。

テレビ

二番目に重い家具です。ブラウン管の28インチです。子供がテレビを良く見るので、地震が起きてテレビがすっ飛んできたら大変なことになります。ここも壁にネジ止めしてしっかり対策すべきです。

粘着バンドなどでテレビ台とテレビを固定した上で、テレビ台が大きく動かないように、紐などを利用して壁と接続することを考えています（テレビの後ろの壁はモルタル）。

照明

地震で揺れて天井にぶつかると、電球が割れて、頭上から降りかかってくる危険があります。破片を踏んでケガする場合もあります。太い釣り糸を利用して、モルタルの壁と結んで、天井にぶつからないようにします。危険度が高いので、ネジ、釘を利用すべきでしょう。

流しの上の棚

中に土鍋などの重いものが入っています。他に置く場所はありません。利用頻度が低いものを収納しているため、開閉ストッパーをつけて対策する予定です。

食器棚&電子レンジ

電子レンジが落ちると危険なので、バンドなどで食器棚に固定。食器棚の扉は、子供の開閉防止用のロックをしているので対策済み。

キャスターが付いているので大地震が起きれば大きく動いてしまいます。食器棚の前は人が常にいる位置ではないため、固定は今回は見送りました。食器棚には炊飯ジャーも乗っていて、周辺にホコリ・ゴミが溜まりやすいため、掃除のために移動できるようにしておきたいので。

その他の箇所については、地震で倒れたり動いたりしても致命的ではないと判断しました。なんでもかんでも対策をすればよいというものでもないと思います。まずは致命傷になる家具から順番に対策していくことが重要だと思います。

※随時更新・修正します

【参考】
東京都防災ホームページ