yukattiさんが、「佐藤亜紀『ミノタウロス』考 素案」を書かれています。
おおっと、こいつはすごいぜ。必見。なぜ今までこのレベルの研究が出てこなかったのかな。
http://fubako.g.hatena.ne.jp/yukatti/20100711/p1
せっかくなので、解説には書かなかったけれども「のらくらの国」について。
これはおそらくアイヒェンドルフの『のらくら者日記』が典拠である気がします。確信はないんですが、ヴァシリは近代文学で「言葉を与えられて」いる側面が大きい人ということから、ここにあたりをつけています。
- 作者: ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ,フリードリヒ・ヘルダーリン,エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマン,ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ,グリム兄弟,ハインリヒ・フォン・クライスト,ゲオルク・ビューヒナー,アーダルベルト・シュティフター,テオドール・シュトルム,柴田翔,井上正蔵,神子博昭,種村季弘,池内紀,川村二郎,中田美喜,手塚富雄,須永恒雄,藤川芳朗
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1991/05/17
- メディア: 単行本
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