2011年3月12日土曜日

"解析入門〈1〉数/数列と級数/関数の極限と連続性/微分法/各種の初等関数 松坂 和夫 (著) "の第2章(数列と級数)の2.2(数列の収束条件), 問題2.2, 2を解いてみる。



問題2.2

2.

\frac{a_{n+1}}{a_{n}}

=\sqrt{\frac{6}{a_{n}}+1}>1

よって問題の数列は単調増加。

a_{n}<6

と仮定すると、

a_{n+1}^{2}=6+a_{n}<12

a_{n+1}<2\sqrt{3}<6

となる。また、

a_{1}=1<6

n=kのとき

a_{k}<6

と仮定すると、

a_{k+1}^{2}=6+a_{k}<12

a_{k+1}<2\sqrt{3}<6

よって帰納法よりすべての自然数nに対して

a_{n}<6

となる。すなわち問題の数列は上に有界である。よって単調増加で上に有界なので収束する。

極限値をαとおくと、

\alpha=\sqrt{6+\alpha}

\alpha^{2}-\alpha-6=0

(\alpha-3)(\alpha+2)=0

よって求める極限は3となる。

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