Adobe Flash Player

Adobe Systemsは21日(米国時間)、Flash Player 11.3に起きていた問題を修正した「Flash Player 11.3.300.262」を公開した。Flash Player 11.3は、Adobe Systemsが6月8日(米国時間)に公開したFlash Playerの最新バージョン。このバージョンではWindows Vista/7環境のFirefoxでFlash Player 11.3を使用すると、Firefoxが強制終了したり、Flashのコンテンツや動画が表示されないといった不具合が発生していた。

この不具合はFlash Player 11.3で新たに導入された「Protected Mode」(保護モード)というセキュリティ機能と拡張機能(主にReal Playerプラグイン)に問題があったために起きた現象だと考えられており、Adobe Systems側はFlash Playerのダウングレード方法トラブルシューティングを公開し、Mozilla側ではユーザからの不具合報告をもとにFlash問題を修正したFirefox 13.0.1を15日(米国時間)に公開していた。

しかしながら、Firefox 13.0.1にアップデート後も一部のユーザで引き続き不具合が報告されており、Adobe Systemsはこの問題に対処するために修正版をリリースしている。リリースノートによるとFirefoxの問題は解決されているとしているが、Flashコンテンツをストリーミングした際に音声のゆがみが発生するという既知の問題があるとしている。