この日、注目を集めた選手の大山未希。得意のサーブで上位進出を狙う

写真拡大 (全3枚)

 連日暑さの厳しい、大阪はせんなん里海公園(潮騒ビバレー)において、第21回全日本ビーチバレー女子選手権大会(ビーチバレージャパンレディース2010/8月19日〜22日開催)の初日の予選が行われた。都道府県の予選を勝ち上がった35チームと大学・高校の各代表2チームを合わせた37チームから、20チームが翌日の本選に駒を進めた。

 注目は、今年の5月にインドアのVプレミアリーグの東レアローズを退団し、ビーチバレーに転向をした大山未希(フリー)とベテラン・藤原みか子(フリー)のペアだ。大山の姉も今春に現役引退を発表した、インドアの元全日本代表・大山加奈である。

・【写真ギャラリー】東レアローズ/大山未希全日本代表/大山加奈

 その姉が見守る中で予選突破を果たした大山。「予選敗退だけは絶対にイヤだと思った。(藤原と)組んで日も浅いし、ビーチバレーを始めてからも日が浅いけれど、2人で協力し合っていこうと思った。」と予選を無事に勝ち上がった安堵感が見られた。「(大山は)基本的にはうまい。インドアとは動き方がちょっと違うので、ビーチに慣れれば…」とパートナーの藤原も大山の能力の高さを認めている。「目標は目先の大会を1つ1つ頑張ること。出る大会は優勝を目指していきたい。」と意気込みを語った大山。

 大山が言うにはサーブが武器とのこと。同じくパワフルなサーブを持つ“浅草ペア”の草野歩(エスワン)とサーブ対決をしてみたいという希望ものぞかせていた。本選で、どんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。

(取材・撮影=胡 多巻)

■関連リンク
・【写真ギャラリー】ビーチバレー − livedoor スポーツ