退屈な講演やプレゼンをただじっと座って聞いているほど、つまらないことはありません。みんなの前で話をするような機会があるならば、「ReelSurfer」の共同設立者Joglekarさんのプレゼンを面白くするアドバイスを参考にしてみてください。

そのアドバイスとは「自らの体験談を入れる」というものです。

聴衆を引きつけるのに一番良いのは、本当のことを話すのです。私は26歳で、困難を乗り越えたり、苦労を重ねてきたりしたような経験は、実際のところ、ありません。いつかはそのような経験ができればと思いますが、まだそこまでは至っていません。私が真実を持って語れるのは、自らの体験しかありません

私はどのように苦労して不要なものを取り除き、未来を創っていくかという話や、いかにして大事な顧客との関係性を作るに至ったかという話を、気に入ってよくしています。実際の体験談は、聞いている人の心にも訴えかけるものがあり、良いプレゼンをするという目標を達成しやすいです。特定の個人名や差し支えのある内容について話さなければ、後で気まずくなるようなこともありません(記事や文章を書く時も同じです)。

堅苦しい話やお決まりの文句を聞くより、誰かの体験談や個人的な話を聞く方が、同じ内容を聞くにしても耳を傾けやすいものです。特に人へ語るようなことがないとしても、実際に自分が経験したり関わったりした話の方が、聞いている人をより引きつけることができます。

Joglekarさんは他にも良いプレゼンをするコツとして、以下のリンク先で「会話をするように話すこと」と「普段の声や話し方で話すこと」をあげています。つまり、プレゼンだからと格好をつけたり何か特別な話をしたりするのではなく、普段通りの自分を飾らずに出すことが、良いプレゼンの秘訣のようです。最初からうまくはできないかもしれませんが、そのことを心がけながら実践してみるといいのではないでしょうか。

その他、以前に紹介した「良いプレゼンを作る5つのポイント」も参考まで。

3 Tricks to Better Public Speaking | Shooters Shoot

Whitson Gordon(原文/訳:的野裕子)

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