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長谷部激白 移籍騒動言い訳なし「今できることを」

[ 2012年10月6日 06:00 ]

移籍騒動で言い訳せず「今できることを」と語った長谷部

 ボルフスブルクで苦境に陥っている日本代表主将のMF長谷部誠(28)が心境を激白した。昨オフに契約を2年残した中で移籍を試みたものの、契約に至らずに残留。その影響で開幕から公式戦7試合連続ベンチ外となっている。日本代表の欧州遠征(12日フランス戦、16日ブラジル戦)を前に、現在の状況、移籍騒動、代表への思いなどを語った。 

【日程&結果 メンバー】

 日本代表で不動の存在である長谷部がクラブで全試合メンバー外という異常事態に陥っている。練習でアピールしてもベンチに入れない。原因はオフの移籍騒動だった。

 ――現状について。

 「試合に絡めない悔しさより、もどかしさがある。選手として試合をしないことほど、つまらないものはない」

 ――この状況は移籍騒動が絡んでいるのか。

 「細かいことは話せないが(オフに)移籍の問題を話している時に、最悪の場合、残留した時の状況はある程度は想像できた。それが正直、現実的になっている」

 ――最悪の想定と現状、どちらが悪いか。

 「アマチュア(2軍に当たるリザーブチーム)に行かされていないだけ、いいのでは。(2軍行きも)覚悟していた。逆に、それくらいの覚悟をもって、この夏はそういう(移籍の)話をした。だから、自分の中では後悔はない。(現状に)納得してはいないが、受け入れる自分もいる」

 ――過去のシーズンは、最初は使われなくても後から定位置に戻った。

 「今までは移籍の話はしたことがなかった。今回は違う状況」

 ――試合に出られなくても頑張れるのか。

 「凄く哲学的なことを言えば、これが経験になって次につなげればいい。こういう状態を意味あることにするために、今できることをしっかりやることが一番大事」

 ――リザーブチームに行かなかったのは、真面目にやってきたからか。

 「たぶんね(笑い)。それは(マガト)監督に聞かないと分からない」

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2012年10月6日のニュース