ありがとうテクノロジー。
Michael Waldron君は先天性奇形で生まれてきたために、右手には親指しかありませんでした。今までの18年間、彼はこの試練を背負いつつも多くのことにチャレンジしてきました。指が無いからこれは無理だろ? あれはできないだろ? と言われるたびにMichaelくんは、やってやろうじゃないかと苦労しつつもチャレンジ。ラクロスもやったしチェロも弾きました。ラケットや弓を手に固定するために使ったのはテープ。
何でも左手でできるように、そうやって今まで生きてきたMichaelくんがバイオハンドを手にいれました。米国でまだ10人しか使用していないそうです。
指の動きは肘関節付近にある筋肉でわかるそうです。バイオハンドにはこの肘付近にセンサーが組み込まれており、筋肉の動きを感知して指先に送り、バイオハンドの指が動くというしかけ。
セラピーを通してわかったそうですが、Michael君は元々右利きだったそうです。利き手ではない左手で生活してきたので、本来の利き手であるバイオハンドに切り替えるになかなか苦戦中のよう。
Michael君は「なんでも片手でやってきたのを両手でやるように練習してるんです。僕は逆なんです。」と嬉しそうにコメント。高校の卒業式で校長先生としっかり右手で握手!
テクノロジーと笑顔。好きな組み合わせです。
Matt Cherette(原文/そうこ)