「赤くて元気な男の子が板橋区の住宅地をジャックしているらしい…」
ある日ルーミー編集部に謎めいたウワサが届きました。
よくよく聞くと西友・蓮根坂下店のオープンにともなって、大規模なアンビエント広告が展開されているとのこと。アンビエント広告とは、街のあらゆるスペースを活用して広告を掲出する、いま注目の広告手法です。
なるほど、超エリア特化型のプロモーションということですね。うーん、気になる!
ということで、この目で確かめに行ってきました。
さて、着きましたよ。東京板橋区は蓮根駅。どこか懐かしい空気が漂う和やかな住宅エリアです。ファミリー層が多く、最近では複数のマンションの建設が進み人口が増加の傾向にあるとか。
駅から出てみると…
目に飛び込んできたメッセージと赤いキューブのキャラクター。マンションの壁面にどーんと登場です。
赤くて元気な男の子の正体は彼ですね?
ちなみに後から調べたところによると、この子の名前は「Mr. Live better(ミスター リブベター)」というようで。地域の人々と西友のよりよい暮らしをナビゲートすべく活動してるとか。
いきなり間違えました。駅から出る方向を指摘されたので、反対側に出てみると…
堂々たる挨拶でお出迎えです。駅を出て、左側に曲がって歩いてみると…
「あなたは間違っている!(西友はこっちじゃないよ、引き返して!)」
あ、また間違えました。西友までの道のりに、しっかり軌道修正をかけてくれます。
路地を入った突き当たりに、昔懐かしの床屋さんを発見。するとそこにもいましたよ。ハサミやクシまで持っちゃって、すっかり床屋さんに馴染んでる。
了解しました! それにしてもこれは堂々たるサイズです。
すっかりMr. Live betterくんと友達気分の編集部・河原田くん。二人並んで目線をバッチリいただきました。
「このマンションで暮らす人たちも、あなたも、みんな西友で買い物する、同じ街の仲間なんだなぁ。」
仲間って、いいよね。しみじみ…
ありがとう、遊びに行くよっ。
「安さも品揃えも、他のどのスーパーにだって負ける気しないけど、この街ではまだまだ新参者なので あえて読みづらいこの場所で控えめに言ってみます。」
一軒家の塀にもひっそりと。さりげなく謙虚さをアピールです。
促されて歩いていくと…
自動車のスバル(SUBARU)社を発見。その壁にもいましたよ。
ウマいこと言うなぁ。
Mr. Live betterくんのセリフは、掲出場所にちなんだ内容なのでそれぞれのスポットにすんなりと馴染んでいます。広告の数だけセリフが違うので、見つける楽しみもあったりして。他の箇所も気になるので、もう少し散策してみることに。
志村三丁目駅の付近を歩いていると、スーパーのサミットを発見。そこでもMr. Live betterくんが何やら言っていますよ。
よく見てください、道を挟んだ反対側にはサミットがあります。競合他社さんにも愛嬌のあるご挨拶。いやぁ、ちゃっかりしてますね(笑)。
「誰だって人生に迷うことはあるけど、あなたの選んだ道は、間違ってなんか、いない。(西友へは確かにこの道で合ってます)」
背中を押してくれてありがとう、Mr. Live betterくん。
「西友のある生活が始まるかと思うと、夢もパンも、ふくらむよね!」
わたしの希望もふくらみます!
さらに道を進んでいくと…
おっ、いよいよ近づいてきたようですね。
Mr. Live betterくんが指し示す方に歩いていくと…西友・蓮根坂下店を発見しました!
こちらは新規にデザインされた店舗で、いつもの西友よりスタイリッシュな外観。LED照明や扉付冷ケース、EMS(エネルギー・トータル・マネージメントシステム)の導入など、省エネやサステナビリティにも工夫を凝らしているそう。
オープン日に登場したMr. Live betterくんのアドバルーンもどこか誇らしげです。オープンおめでとう!
蓮根坂下の街を巻き込んだアンビエント広告。歩いている途中ふとした瞬間に見つけると「あっいたいた!」という具合に少しうれしくなるから不思議ですね。人懐っこいMr. Live betterくんにすっかり親近感をもってしまいました。※広告は2月6日(木)までの掲出です
そしてなにより感じたのが、この超エリア特化型のプロモーションに協力されている地域の人や近隣店舗のみなさんのフトコロの深さ。蓮根坂下の街は一体感にあふれていましたよ。
もしかしたら、あなたの街にもMr. Live betterくんが登場する日がくるかもしれませんね。