キヤノンITS、「ESET」の法人向けライセンスがMac OS Xに対応


 キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は10日、セキュリティソフトである「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」の法人向けライセンスにおいて、Mac OS Xを対象OSに追加すると発表した。12月1日より対応プログラムの提供を開始する予定。

 ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズは、スロヴァキアESETが開発している、ウイルス/スパイウェア対策機能を中核としたセキュリティソフト製品群。ヒューリスティック技術に力を入れていることなどから、新種のウイルスやスパイウェアの検出力に優れているのが特徴とのことで、ウイルス対策ソフト「ESET NOD32アンチウイルス」のMac OS X版は、Mac OS X向けとして初めて、第三者機関のICSA Labsから認定を受けたという。

 従来、企業/教育機関/官公庁を対象とした法人向けの各ライセンスでは、Windows製品で利用できたが、キヤノンITSは新たなライセンス数量カウントルール「ユニライセンス」を開始し、Mac OS X、Windows OSのおのおののクライアントPCやサーバーに対して、購入ライセンス数を上限に、プラットフォームを区別せず導入可能とした。例えば100ライセンス購入した場合、Windows PCを90台、Mac OS X PCを10台、といった形で利用できる。

 なお、利用できるようになるのは、Mac OS X対応版の「ESET NOD32アンチウイルス」のみで、対応バージョンは、Mac OS X v10.5.6以降、v10.6、v10.7。また、ライセンス製品に同梱されているクライアント管理ツール「ESET Remote Administrator」を用いて、WindowsとMac OS XのPCを一元的に管理可能になるが、このツール自体はMac OS X上では動作しない。


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(石井 一志)

2011/8/10 16:15