「これだけ見事な地球の姿は見たことない」とBBCも絶賛!
かつてない精度と解像度を実現した重力場世界地図です。
欧州宇宙機関(ESA)が29日のシンポジウムで発表しました。データの出元はESAが昨年3月に打ち上げた重力場・海流探査衛星「GOCE(Gravity field and steady-state Ocean Circulation Explorer)」―そう、あのダースベーダーのレーシングシャトルかってぐらいカッコいい衛星GOCE!
重力を拾うんですから、地球すれすれ(と言っても高度254.9 km。衛星としては近年最も地球に近い)の軌道を飛ばなきゃならなくて、抗力をリアルタイムで無効化して重力センサをフリーフォール状態に保ちながらの大変難しいミッションなんですよ。
この第1弾の重力場モデルは、昨年11~12月の2ヶ月間にGOCEから送られてきた情報を基に作成しました。将来的には2ヶ月ごとにマップを更新し、非営利の研究目的に活用する予定です。
情報の使い道はいろいろ考えられそうですよ。例えば、波、風、海流と関係ない海の動きが分かれば気候学者も今より正確な気象モデルをつくる参考にできるし。このデータを手がかりにエンジニアは従来より優れたパイプライン建造計画を練ることができると、BBCニュースは話してます!