日立ソリューションズは9月10日、北海道中央バス、キョウエイアドインターナショナル札幌支社、日立東日本ソリューションズの4社が共同で、道内の定期観光バスツアーへの参加者を対象に、スマートフォンを活用し、地図に表示された観光コースや観光情報の提供、及び撮影した写真を電子アルバムで提供するサービスの実証実験を9月15日から9月30日まで実施すると発表した。

実証実験で実施するサービスは、「観光ガイドサービス」と「電子アルバム作成サービス」の2つ。

「観光ガイドサービス」は、専用のアプリケーションをインストールしたスマートフォンを活用し、観光コースや情報を提供するサービスで、観光名所、レストランや土産物店などの店舗情報を写真入りで紹介する。

スマートフォン利用画面イメージ

一方、「電子アルバム作成サービス」は、旅の思い出アルバムとして、位置情報を利用して地図上に観光コースの情報とツアー中にスマートフォンで撮影した写真を組み合わせ、電子アルバム化して提供するサービスとなる。

電子アルバムイメージ

対象コースは「夏の絶景積丹岬コース」で、申し込みは各日先着5名(当日受付)。

各社の役割は、北海道中央バスが定期観光バス参加者に新サービスを提供し、キョウエイアドインターナショナルが新サービス全般に関するコンサルティングを実施、日立東日本ソリューションズが新サービスの企画、日立ソリューションズがITシステムの開発をそれぞれ担当し、スマートフォンを活用した観光コースガイドと電子アルバムは、キョウエイアドインターナショナル、日立東日本ソリューションズ、日立ソリューションズが共同で提供する。

北海道中央バスは、定期観光バス参加者に対して、これらサービス拡充と満足度向上に取り組み、リピート率のアップや新規顧客の獲得に繋げることを目指す。