国語ていうか。
夕方まで某自治体の非常勤をしてから、6時半から9時半まで、1時間×3コマの夏期講習。
中1と中2で一コマずつ国語があるが、ただ問題集を解かせても面白くないので、「ことばの表現の階層性」みたいな話で、
(音・文字)
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単語
↓
フレーズ(句)
↓
文(主部+述部)
↓
論理/修辞ユニット → 会話
↓
段落
↓
文章
という諸段階があり、そのどれもが破綻しても普通のことばの表現としては成り立たない、ということを、言葉を噛み砕き、珍妙な「失敗例」を示して見せたりして説明していると、けっこう喰い入って聴いてたりするので、面白い。
他に、「意味の伝達を重視する表現」と、「効果を重視する表現」の二極を示して、
(論理/意味)
法律文
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学術論文
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説得文
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随筆
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小説
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演劇・戯曲
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詩
(修辞/効果)
みたいなプロットを示してやると、珍しいんだろう、やはりけっこう真面目に聞いている。
全体のはじめに、「国語嫌いな人?」みたいに聴いて、確認をとるのだが、そういうやつがメモまで取り出したりするのを見てると、快感である。
別に、いわゆる「国語」を、好きになってもらおうなんて、思っちゃいないのよね。嫌いなら嫌いで、嫌いなまま楽しんでくれちゃったらいい。そう願う。