お酒もアイスクリームも大好き! という人に朗報です。アイスクリームにたくさんアルコールを入れると「うまく固まらない」と言われてきましたが、実はバッチリ固める方法を発見した人がいるのです!

今回は、その「アルコールたっぷりアイスクリーム」のレシピをご紹介します。ちなみにネタ元は、ウェブサイト「Gizmodo」のお酒コラムです(動画はこちら)。

 お酒の入ったアイスクリームはたくさんあります。ベイリーズ、ギネス、ジャックダニエル、ラムレーズン...。でも、どれも香りづけ程度で、酔うほどのお酒を感じさせないですよね。その理由は、アルコールは氷点が水よりもずうっと低い温度のため、なかなか凍らないからです。だから、アイスにたくさんお酒を入れることはできず、酔うほどのアイスクリームに出会えないのです。残念!

と思っていたら、ヴァレリー・ラムさんとジェニス・アディソンさんが、ゼラチンを使ってアルコールを固める方法を編み出しました。そして、何度も実験を重ねてレシピを作り上げてくれました! できたアイスクリームのアルコール分は13%。ううむ、悪くない数字ですね。2人は50パターンのレシピを掲載した『Ice Cream Happy Hour』という本を出版しています。

今回は、特別に「ホワイトロシアン・アイスクリーム」を作ってもらいました。こちら(リンク先の動画)がその様子。それでは、作り方は以下の通り。

■材料

  • 牛乳:1/2カップ
  • ヘビークリーム(乳脂肪分が36%~40%のクリーム。なければ生クリームでも可):2と1/2カップ
  • 砂糖:1/2カップ
  • 卵の黄身:4個
  • ゼラチン:大さじ1
  • 冷やした水:1/4カップ
  • 冷やしたウォッカ:2/3カップ
  • 冷やしたカルーア:2/3カップ

■作り方

  1. まずカスタードを作ります。お鍋に牛乳、ヘビークリーム、砂糖を入れて混ぜて火にかけます。沸騰させないように注意しながら温めるのがポイント。
  2. 別のボールで卵を混ぜ、温まった「1.」を3分の1ぐらい入れて混ぜます。牛乳が熱すぎると卵黄が固まってしまうので注意。
  3. 「2.」を鍋に戻して火にかけ、かき混ぜながら固めます。ヘラで丸くかき混ぜると泡立ってしまうので、前後に線を引くように混ぜます。
  4. ヘラにカスタードを取り、指で線を引いてみても戻らないぐらいまで固まったら、ボウルへ網でこしながら移し、ラップをかけて冷蔵庫で約8時間冷やします。
  5. 次にアルコールゼリーを作ります。水にゼラチンを入れて火にかけ、ゼラチンが溶けたら網でこしてボウルに入れます。そこへウォッカとカルーアを入れます。
  6. 「4.」のカスタードを別のボウルにとってそこへ「5.」を網でこして入れ、かき混ぜます。
  7. アイスクリームマシン(無かったら普通のフードプロセッサ)で固めてできあがり! そのまま食べてもいいし、冷凍庫で固めてからでもOKです。


■注意点

  • 牛乳とヘビークリームと砂糖を混ぜたものを決して沸騰させないでください。沸騰する前の状態まで温めるだけです。
  • 網でこす作業はとても重要です! これをしないとアルコール分の入ったゼリーがつぶつぶとして残ってしまいます。
  • アイスクリームメーカーからアイスを出したらすぐに食べられますが、滑らかな舌触りを求めるなら、ビデオのように少し冷凍庫で固めるのがおすすめです。


ちなみに、2人の書いているレシピ本(英語)は日本のアマゾンでも買えます。Facebookページはこちらです。

Brent Rose(原文/訳:曽我美穂)