都道府県の魅力度 トップは北海道、では最下位は?

» 2010年09月08日 13時50分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 ブランド総合研究所は9月8日、「地域ブランド調査2010※」結果を発表、最も魅力的な都道府県は2年連続で「北海道」となったことが分かった。北海道は魅力度のほか、観光意欲や産品購入意欲(食品)などでも1位の評価を得た。

※国内1000の市区町村と47都道府県を対象に、認知度や魅力度、イメージなど全63項目からなる調査を実施。全国の消費者3万4257人から回答を得た。

 魅力度ランキングの2位以下を見ると、「京都府」、「沖縄県」、「東京都」、「奈良県」と続き、上位8位までは前年度の調査と同じだったが、9位だった「福岡県」が11位にランクダウンした。また、最も魅力的でない都道府県は2年連続で「茨城県」だった。

都道府県の魅力度ランキング(出典:ブランド総合研究所)

名護市は米軍基地移設問題の影響で魅力度が低下

 市町村別に見ると、最も魅力的な都市は「札幌市」で昨年の2位からランクアップした。札幌市は魅力度のほか、情報接触度や観光意欲、産品購入意欲(食品)などで1位の評価を得ている。

 2位以下は「函館市」、「京都市」、「横浜市」、「小樽市」と、魅力度ランキングで上位に入った都道府県の中心都市がランクインした。ランキングが上がった都市を見ると、大河ドラマ『龍馬伝』の舞台の1つとなっている長崎市が10位(前年13位)となったほか、東京スカイツリーを建設中の「墨田区」が158位(前年202位)となっている。一方、米軍基地移設問題で大きくメディアに取り上げられている「名護市」は82位と、前年の52位から大きく順位を下げた。

市町村の魅力度ランキング(出典:ブランド総合研究所)

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