三宅久之という人間の遺書として読みました。
私にとっては、たいへん興味深いことばかりでした。
新聞は、週刊誌の広告の見出しを含めて政治を大きく動かしてきたと思います。
しかし、その意思は善だったのかというと大いに疑問です。
高齢者が大きな声で若い人たちの可能性を否定するような面が
あったのではないでしょうか。
あるいは、自分たちのつながる組織の利益を優先してきたのではないでしょうか。
この本では、日本の政治の重要な選択のそのときにどういう力が働いたのかが示され
それは正しくはなかった、ということを婉曲に教えている
と私には感じられました。
私が耳にした裏話で、河野一郎という人間はたいへん服装にうるさかったそうです。
とくに新聞記者にワイシャツの襟の汚れを注意したほどだったとか。
三宅氏は河野番だったせいか、たいへん身ぎれいですてきでした。
最近の日本は服装に構わなくなっていて、とくに若い世代で清潔感と個性が失われていっています。
これは防衛ということからしても、憂慮するべきことです。
自ら奴隷として落ちていくことになるのではないか、と心配しております。
(追記)
三宅さんが気にかけていたのは、日本とロシアとの関係であったのかもしれません。
どちらかというと光と影の影の部分に感じられるロシアとの関係を
温かく明るいものに変えていくことが大事だ、と
伝えたかったのではないでしょうか。
メドベージェフ元大統領ですら、官僚との関係の困難さを呟いていた
ロシアを日本は融かすことができるのか
もしかして共に過ごした遠い遠い記憶を手繰り寄せてできるのかもしれない
そう思ったりします。
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三宅久之の書けなかった特ダネ (青春新書インテリジェンス) 新書 – 2010/11/2
三宅 久之
(著)
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購入オプションとあわせ買い
「今、私が書き残さなければ、永遠に歴史の闇に埋もれてしまう事実がある」──吉田茂内閣から菅内閣まで、28代、56年にわたって政界の裏表を見続けてきた著者が、その集大成として世に送る禁断の一冊。日ソ国交回復、沖縄返還、ロッキード事件、政権交代…筆者だけが知る昭和・平成政治の大事件の、驚きの舞台裏を初公開する!
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社青春出版社
- 発売日2010/11/2
- ISBN-10441304293X
- ISBN-13978-4413042932
商品の説明
著者について
1930年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業後、毎日新聞社へ入社。政治記者として首相官邸、自民党、社会党など各党および各省庁を担当。政治部副部長、静岡支局長、特別報道部長を歴任後、76年に独立、政治評論家となる。50年以上にわたって日本の政治を取材してきた第一人者で、政界の裏表を知り尽くした政治評論と、歯に衣着せぬ社会時評でお茶の間のファンも多い。
登録情報
- 出版社 : 青春出版社 (2010/11/2)
- 発売日 : 2010/11/2
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 441304293X
- ISBN-13 : 978-4413042932
- Amazon 売れ筋ランキング: - 966,902位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 405位青春新書インテリジェンス
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
故・三宅さんの残した本ということで、興味深いないようだった。昭和の政治史を語るに充分なのだろう。現代の横並び報道と違い、当時の政治的ダイナミズム鼓動とともに伝わるが、反面、記者であったことから、事実確認の取れない情報や墓場までもっていかなければならない話もまだまだ多いのだろうと推察する。 次の選挙前に一読をオススメする。
2012年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三宅さんの訃報をきき,そういえば三宅さんの本って読んだことがなかったなと思い手に取りました.
政治のことには疎い私でもわくわくしながら読むことができました.
これを読み終えた今,ちょうど衆議院選挙の選挙期間と重なっていることもあり,その舞台裏で
さまざまな駆け引きがなされていると想像するだけで選挙に対する見方が変わります.
これを読んでいると政治家って大変だなと思う反面,こんな権力闘争に精力をつぎ込むよりももっと
他にやることがあるんじゃないかと残念にも思います.
本書のテーマは別として,三宅さんの仕事に対する考え方・姿勢はたいへん勉強になりました.
政治のことには疎い私でもわくわくしながら読むことができました.
これを読み終えた今,ちょうど衆議院選挙の選挙期間と重なっていることもあり,その舞台裏で
さまざまな駆け引きがなされていると想像するだけで選挙に対する見方が変わります.
これを読んでいると政治家って大変だなと思う反面,こんな権力闘争に精力をつぎ込むよりももっと
他にやることがあるんじゃないかと残念にも思います.
本書のテーマは別として,三宅さんの仕事に対する考え方・姿勢はたいへん勉強になりました.
2013年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
余り「とげとげしい」内容ではなかった。
もう少し現実的かな・・・と思った。
もう少し現実的かな・・・と思った。
2013年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者が亡くなった直後だったこともあり興味をもったが、対象となる話題も大した事なかったし、裏情報的なことも期待していたが、期待していた程でもなかった。
2018年11月6日に日本でレビュー済み
図書館本
三宅さん(1930-2012)の新聞記者時代、そしてその後の政治評論家としての歴史。
毎日新聞には46歳まで在職したそうです。
これまでも多くの新聞記者の方が政治家との強い繋がりをもって、それぞれの時代の政局に関与してきたことが良くわかる。
おそらくは本書にすら書けない秘密もおありだろう。
新聞記者が政治家の仲介役を果たしたり、政治家の相談役になる、そして時には密使にもなる。
そして、新聞記者から政治家に転身した方も多くいる。三宅さんにもそんな誘いがあったという。
魑魅魍魎な政治という世界が綴られている。
春日一幸さん、浜田孝一さん、小沢一郎さん等々。
残念ながらアメリカと政治家の繋がりはほとんど書かれていない、しかしロッキード事件だけは三宅さん自身分からないと指摘する。
当然、孫崎さんの著作はご存知だっただろう、アメリカの意向に逆らう政治家の末路を。
その辺を是非書いていただきたかった。
三宅さん(1930-2012)の新聞記者時代、そしてその後の政治評論家としての歴史。
毎日新聞には46歳まで在職したそうです。
これまでも多くの新聞記者の方が政治家との強い繋がりをもって、それぞれの時代の政局に関与してきたことが良くわかる。
おそらくは本書にすら書けない秘密もおありだろう。
新聞記者が政治家の仲介役を果たしたり、政治家の相談役になる、そして時には密使にもなる。
そして、新聞記者から政治家に転身した方も多くいる。三宅さんにもそんな誘いがあったという。
魑魅魍魎な政治という世界が綴られている。
春日一幸さん、浜田孝一さん、小沢一郎さん等々。
残念ながらアメリカと政治家の繋がりはほとんど書かれていない、しかしロッキード事件だけは三宅さん自身分からないと指摘する。
当然、孫崎さんの著作はご存知だっただろう、アメリカの意向に逆らう政治家の末路を。
その辺を是非書いていただきたかった。
2013年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔すぎてピンとこない出来事まで書かれていたが、
どんどん引き込まれていった。
報道ではある一面しか言わないが、すべてには表があり裏があり
右があり左があることを改めて知ることができ興味深かった。
今、このような気骨ある記者はいるのだろうか。
どんどん引き込まれていった。
報道ではある一面しか言わないが、すべてには表があり裏があり
右があり左があることを改めて知ることができ興味深かった。
今、このような気骨ある記者はいるのだろうか。
2011年4月18日に日本でレビュー済み
早大を出て毎日の記者となった著者は河野派番時代に河野一郎、謙三、洋平や
一郎側近の森清(三木武夫の義兄)らと親交を結ぶ。
謙三が参院議長選に立った際はニュースを報じる記者の身でこれに加担
三木から時計を贈られた。
その三木、「クリーン」の看板とは裏腹に総裁選では実弾も放つのはともかく
角栄退陣後の「椎名裁定」に於ける
三木が裁定返上→椎名自身が暫定総裁就任
という裏シナリオを反故にしてしれっと受諾するわ
違法逮捕を含む不当極まりない角栄潰しに暗躍もするわと
問題の多い人物であると言わざるを得ないが
前尾を抑えて佐藤に次ぐ2位と健闘した68年11月総裁選直後
下らないことで立腹した著者を軽井沢の別荘に招き宥める三木の人心収攬術には
「首相候補が一介の記者にそこまでするか」と感じ入る。
(それで「勘弁してやろうか」という気になった著者も気宇壮大というか…)
新年会に著者を招き、「評論家に批判されるのが政治家の仕事」と言い放つ角栄も然り。往年の政治家は違う。
その角栄が日中国交回復に動いたのは彼の本意というよりは総裁選に於ける中曾根派・三木派対策の由。
下って自社野合政権の傀儡村山富市が辞意を漏らした際
河野洋平が首相になれなかったのは
自民党が苦しいときに後足で砂をかけて出ていった河野は絶対許さぬと
経世会、就中小渕が強硬だったからのとのこと。
松岡洋右が福家俊一に対して行った「糸瓜に目鼻をつけたような男」という岸信介の描写は
余りに的確で笑える。
一郎側近の森清(三木武夫の義兄)らと親交を結ぶ。
謙三が参院議長選に立った際はニュースを報じる記者の身でこれに加担
三木から時計を贈られた。
その三木、「クリーン」の看板とは裏腹に総裁選では実弾も放つのはともかく
角栄退陣後の「椎名裁定」に於ける
三木が裁定返上→椎名自身が暫定総裁就任
という裏シナリオを反故にしてしれっと受諾するわ
違法逮捕を含む不当極まりない角栄潰しに暗躍もするわと
問題の多い人物であると言わざるを得ないが
前尾を抑えて佐藤に次ぐ2位と健闘した68年11月総裁選直後
下らないことで立腹した著者を軽井沢の別荘に招き宥める三木の人心収攬術には
「首相候補が一介の記者にそこまでするか」と感じ入る。
(それで「勘弁してやろうか」という気になった著者も気宇壮大というか…)
新年会に著者を招き、「評論家に批判されるのが政治家の仕事」と言い放つ角栄も然り。往年の政治家は違う。
その角栄が日中国交回復に動いたのは彼の本意というよりは総裁選に於ける中曾根派・三木派対策の由。
下って自社野合政権の傀儡村山富市が辞意を漏らした際
河野洋平が首相になれなかったのは
自民党が苦しいときに後足で砂をかけて出ていった河野は絶対許さぬと
経世会、就中小渕が強硬だったからのとのこと。
松岡洋右が福家俊一に対して行った「糸瓜に目鼻をつけたような男」という岸信介の描写は
余りに的確で笑える。