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プログラミングでメシが食えるか!?

行きやすいところではなく、行きにくいところこそ訪問!

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今日は当社製品の販売店としてお世話になっている、ハイパーさんを訪問してきました。

ハイパーさんとの関係は、もともとは当社がお客の立場で、今もサーバなどを購入させていただいていますが、当社が製品開発販売事業を本格的に立ち上げようというときに、「商社としての販売力でとりあつかっていただけないか?売り方も是非教えていただきたい」と、図々しくもお願いに伺い、当社製品の販売店としてのお付き合いもさせていただいています。

ハイパーさんというか、今日お会いした方(Mさん)と知り合うきっかけは、Mさんがテレホンセールスで当社に電話をかけてくださったのがきっかけでした。今ではMさんは上の立場で活躍されていますが、はきはきと元気いっぱいの電話で、ちょうどサーバなどの購入先に困っていたので、定期的に情報をいただくようになり、今に至るまで(買うのは安いものばかりですが)、とても良く対応していただいています。あるとき、私が「秋葉原に行くのが好き」という話題をメールで書いたときに、当時秋葉原に事務所があったMさんから、「秋葉原にいらしたときには是非寄ってください!」といわれ、これまた図々しく本当に伺って、リアルにお会いしたところ、明るくはきはきとした方で、とても話が盛り上がり、それほど頻繁ではないものの、たまにお会いしてお話しをするお付き合いをさせていただいています。Mさんは聞き上手なので、ついつい乗せられていい気分であれこれ喋ってしまいます。。

今日も、実はとくに用事があったわけではないのですが、先日サーバを購入するメールのやりとりで、「たまにはお会いしましょう」ということになって、お邪魔したという感じです。雑談もたくさんしますが、近況の交換など、直接お会いしなければできないコミュニケーションはやっぱりたくさんあるものです。

さて、前置きが長くなりましたが、Mさんと営業の話題になり、「営業担当者って、行きやすいお客さんのところにはよく行くけど、本当は行きにくいお客さんのところこそ行かないとダメなんだよね」という話題になりました。

行きやすいお客さんというのは、仲がよい、あるいは気が合うお客さんのことですので、放っておいてもよい関係は維持できるものです。一方、行きにくいお客さんには、それなりに努力して向かわなければ疎遠になってしまうものです。

同じように、いろいろな会合に参加するのも、ある意味、行きにくいと感じている人は多いものです。友人達や同僚の集まりとはちがい、知らない人が多くいる集まりは、「話題が合うだろうか?」「ひとりぼっちにならないか?」「どんな話題を準備すればいいのだろう?」など、不安に感じて、できれば参加したくない、と思う人は多いと思います。

Mさんに、「小俣さんは、ブログを読んでいると、あちこちのいろいろな集まりに顔を出しているけど、参加前に準備とか大変ではない?」と聞かれました。確かに、誘われるとほとんど顔を出しますし、それこそタイの日本人会みたいな集まりにも、初めてタイに行った私が図々しく参加したりしてますし・・・。「本当は子供の頃から引っ込み思案で人見知りをするタイプなので、あえて何でも参加するようにしてますよ」といったら「またまたぁ」といわれましたが。。

私は意外と何も準備しないタイプなのです。「行けば何とかなるだろう」と考えるようにしています。そうしないと行く前から疲れることばかりで参加したくなくなってしまいますので。参加して、周りの人の話を聞いていると、何となくどういう話題で盛り上がっているのかが見えてくるので、それに加わっていくような感じでやっています。

そんなお話しをしながら、「行きにくいお客さんのところに行くこと」「知らない人ばかりの集まりに顔を出すこと」「知らない人を前にプレゼンすること」「著書やブログを書くこと」これらは実は同じ感じで乗り越えられるのではないかな、と思ったのです。

「完璧にこなそう」と思うから、精神的負担が大きくなって、やりたくなくなってしまうのではないでしょうか。むしろ、「自分を信じて、ぶつかってみる」というくらいの気持ちで、とりあえず飛び込んでみるのがいいのじゃないか、と思っています。多少上手く行かなくても、まず殺されはしませんし、ちゃんとした姿勢で参加していれば、意外と周りの人が助け船を出してくれることも多いと思います。

苦手なことをしなければならないときこそ、完璧を目指すより、まずはやってみる、じゃないかな、と思ったのでした。そんなことを考えるきっかけをいただいたMさん、ありがとうございます。また油を売りに行きますので!

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