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深刻な人手不足の建設現場にデザイン性の優れた工具や作業服が登場し、業界のイメージアップに一役買っている。名車「フェラーリ」をデザインしたことがある工業デザイナーが手掛けた工具もその一つだ。「おしゃれで、かっこいい」は建設業界の救世主となるか--。【酒井祥宏】
電動工具などを製造販売する「リョービ」(広島県府中市)。充電式インパクトドライバー「BID-10XR」を今春発売した。工業デザイナー、奥山清行さんの事務所がデザインを担当。奥山さんはフェラーリのほか、JR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」のデザインなどで世界的にも知られ、ドライバーは「近未来の工具」を感じさせるデザインが特徴だ。
親指だけでネジ締め強度を変更できるボタンなどを備え、希望小売価格は7万1000円(税抜き)。同じクラスのドライバーより数千円高いが、小売店からの評判は上々といい、同社担当者は「建設業の魅力を向上させ、人材確保の力になりたい」と話す。
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