1)本日、東京都議会の総務委員会で、青少年健全育成条例の改正案が可決されたとのこと。いま学業最優先で何もできずにいるので、とりあえず、思っていたことをツイートさせていただきます。
2010-12-13 15:47:482)先日、明治大学国際日本学部で開かれた筑波大名誉教授・遠藤誉先生の「中国の若者はいま」という公開講座を聴講した。この授業で感銘を受け、すぐに遠藤先生の著書『中国動漫新人類』 http://amzn.to/gJZBO5 を読ませていただいた。
2010-12-13 15:48:033)この本には、本日、委員会で可決されたという東京都の青少年健全育成条例の改正案の話題に相通ずるような記述が、あちこちに見受けられた。そこで、一部を紹介させていただくが、できれば全文もお読みいただきたい。以下引用:『中国動漫新人類』第7章、P218-219より。
2010-12-13 15:48:184)【引用開始】 動漫のようなサブカルチャーの力を侮ってはならない。それは民衆が自らの好みで選ぶ文化だ。そこに国家権力が介入すると、とてつもなく大きなしっぺ返しにあう。中国政府はそれをまだ十分に自覚していなかったのだろう。
2010-12-13 15:48:315) もう一度くり返そう。/ 日本動漫が全世界を席巻したのは、その発祥にも発達にも「官」や「政」がまったく関係していなかったからだ。/ 民がつくり、民が売り、民が選び、民が育てた文化なのである。
2010-12-13 15:48:437) ところが、「官」だの「政」だのは、常に誤る。中国政府だけではない、日本も、だ。動漫の人気ぶりだけを見て、中国は国策として国産アニメ保護策に乗り出し、出だしからつまずいた。
2010-12-13 15:49:118)日本政府も今さらのように突如日本動漫を日本の産業の柱の一つとして外交の顔にしよう、などと「おいしいとこ取り」を始めようとしている。
2010-12-13 15:49:319) 自由主義経済と大衆の選択。/ サブカルチャーにとって、これ以上に強い力はない。/ この分野では、「官」は大衆に屈服する以外にないことを思い知るべきだろう。
2010-12-13 15:49:4210) サブカルチャーの普及から生まれてくるのは民主主義だ。 その事実に中国政府は気がついているだろうか。単純にサブカルチャーである動漫の経済効果だけを重視しているような場合ではないと思うが、いかがだろう。【引用終了】
2010-12-13 15:49:5711)これは中国政府や日本政府のことだけでしょうか? なんだか東京都が、都知事が毛嫌いする中国になろうとしているように見えるのですが。以上。
2010-12-13 15:50:40