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SP05:「いつかやりたいこと」を「今からやること」に変換する

1月25日に発売となりました『スマホ時代のタスク管理「超」入門』

『スマホ時代のタスク管理「超」入門』

発売を記念して、本書の内容の一部を抜粋にてをお届けします。
今回は、第2章より「「いつかやりたいこと」を「今からやること」に変換する」です。


「いつかやりたいこと」を「今からやること」に変換する

タスク管理することの最も重要な目的の1つは遠大な目標を達成することです。時に「夢を叶える」といわれることもあります。

「最終目標」を達成するためにやらなければいけないことを、大項目、中項目、小項目と分解し、その一つ一つの「タスク」をつぶしていくという「夢の叶え方」は1つの定番となりつつあります。

この方法に関しては四の五の言わずにまずやってみることです。やるだけならお金は掛かりません。時間もそれほどには掛かりません。リスクがほとんどないわけです。

1つ具体例を挙げるなら「将来はハワイに住みたい」という夢があるとします。ではそのためにやらなければならないことは何でしょう?

  • 「お金を稼ぐ」

ではいくらくらい稼ぐ必要がありますか?

  • 「分からない」

では誰かにそれを尋ねて教えてもらうという「タスク」が発生します。

  • 「本を読む」

というタスクでもいいでしょう。

その前に、

  • 「本を見つけて買う」

というタスクが必要かもしれません。

このようにして「将来ハワイに住む」ために必要なことを考えつく限り洗い出すのです。それらを全て「タスク」として、時間をかけて一つ一つ実行していくわけです。

この方法に関してよく指摘される批判として「洗い出した項目を全て実行すれば、本当に目的が達成されるのか?」という問題があります。

もちろんそういう保証はありません。そもそもやったことがないことを達成するために「思いついたこと」を全部やったとしても、目的が達成されるとは限りません。洗い出しが不足しているかもしれませんし、とんちんかんなことをやってしまうかもしれません。

しかしそれはそれでよいのではないかと思います。どんなこともそうですがやってみて初めて明らかになることはたくさんあります。やらないとどうしても見えてこないことというのはあるものです。どれほどじっくり考えてみてもやってみなければ明らかでないことはあり、やる以上いくらかの無駄は避けられないのです。

「夢」に向かって具体的な行動を起こすということは楽しいものです。最終目標をイメージ通りの形で達成できないとしても、考えつく限りやってみて、結果何にもならなかったと言うことはないはずです。

クリティカルなポイントをしつこく突く

「重要なポイント」を押さえるために可能な限りの時間を注ぎ込む

とは言え目標達成のためのタスク管理として、以上の手法だけが全てではありません。もちろん他の手段もあります。

目標達成のために最も重要だと思えることにまず集中するというやり方です。

確かに「ハワイへ移住する」となればやる必要のあることはたくさんあるでしょうが、「何はともあれまずはお金が必要」という人もいるでしょう。これは人によって状況によって違ってきますが、「その夢を叶えるために最も重要なポイントを1つ挙げるとしたら何?」という質問への答えがあるはずです。

この「重要なポイント」を押さえるために可能な限りの時間を注ぎ込むのです。

中でも、1日の最初の時間は大事です。起きた直後の時間帯のことです。この時間帯のことをとくに「ファーストタスク」とタスク管理では呼びます。

ファーストタスクで何をするかということは、その人が人生で何を重視しているかを具体的に示します。朝起きてすぐに朝食をとるなら、その人のファーストタスクは食事になりますし、起きてすぐ会社へ行くなら、その人にとって最も重要なのは会社へ行くこととなるでしょう。

「ハワイへ移住したい」というのが人生の目的であれば、起きてすぐにごはんを食べている生活は改善の余地があります。

「夢」を見つける

以上はすでに「ハワイへ移住したい」という具体的な夢のある人の話でしたが、当然そんなに具体的な目標など持っていないという人もいるでしょう。「でも漠然とした不満や不安はあるし、何かに打ち込んでみたい」というあいまいな「夢」を永らくもっている人もいると思います。

タスク管理は「夢を持つ手助け」をすることもできます。

具体的には「いつかやりたいことリスト」を作ることです。これはタスクリストの形式ですが、別に実行されなくてもかまいません。

何か思いついたタイミングで、リストに追加していけばいいのです。これを「やりたいことのカタログリスト」といいます。

カタログリストは、自分の本当に欲しているものを教えてくれます。

読書家によくあることなのですが、書評を読んだり書店に足を運んだりすると、つい欲しい本がたくさん出てきてしまって、手当たり次第に買ってしまいます。しかしその人の家の引き出しには、買うつもりだった書籍リストや新聞の切り抜きなどがたくさんつまっていたり、ノートにいつか読みたい本のリストがあったりするものなのです。

そうしたリストは一元化するべきです。そして何かを買ったりしたりする前に、いつでも見返すことができるようにしておくとよいでしょう。

「ああそうだ。これを買うならその前にこちらを買わないと」ということになるはずです。この作業を繰り返すうちに「自分が本当に欲しかったもの」や「自分が本当にしたかったこと」が徐々に明らかになっていきます。