朝ドラ『ひよっこ』で、ヒロイン・みね子(有村架純)が東京へ出て、初めてできた仲間たちが、職場の女子寮『乙女寮』で同室になった面々。それぞれが個性的な“乙女”たちから、みね子と同じ新入りのふたり組、福島県出身の青天目澄子(なばため・すみこ)を演じる松本穂香(20)と、青森県出身の兼平豊子(かねひら・とよこ)を演じる藤野涼子(17)を直撃!

 朝ドラ初出演の松本と藤野。ふたりともいちばん好きな作品は『あまちゃん』だという。

松本「初めて見たときに、どハマりしたんです(笑)。それで、こんな作品に私も出たいな、って」

藤野「あんなに朝から笑わせてくれるドラマは初めてだったし。日常の演技って難しいと思うので、自分もいつかは出たいなぁ、と。だから、今回オーディションに合格したときはびっくりしました」

 松本は福島出身の澄子、藤野は青森出身の豊子を演じている。自分の役ってどんなキャラクター?

松本「第一印象は“めっちゃ面白い子”。でも、周りからは“まんまだね”って(笑)」

藤野「豊子は頭がよくて言葉もバンバン出てくるツッコミ役で、自分とは逆の性格だな、って……」

松本「いいキャラクターじゃないですか。私なんて、人の話を聞いているようで聞いていないところは、自分全開で大丈夫って言われて……。でも、澄子は初めて台本を読んだときから好きになったので、言われたとおりに自由にやっています」

藤野「最初は私、豊子になれるかすごく不安だったんです。でも、演じていくうちにみんなが“普段から豊子に見えてきたよ”って言ってくれて(笑)。役に入れているんだ、って自信になりました」

 澄子と豊子はソリが合わないという設定で、ぶつかり合うシーンが多いけど?

藤野「まずは押します(笑)」

松本「そして押されたら、その倍で押し返します(笑)。それを見ている周りが止める、みたいな感じですね」

藤野「さっきのリハーサルでもお互い、けっこう本気で押してますよね」

松本「あ、大丈夫だった?」

藤野「全然、大丈夫(笑)」