「媚びない人生」を生き抜け! 心が落ち着く10の言葉

1 世界や自分を征服するより多様な他者と調和していきることが難しいと知れ

 他者にこびることなくまた自己を無理に押し通すことなく、思惑よりも、人々が全体として調和できる公の基本ルールを確認しつつ、現実の個別の事態に地味にあたっていくこと。

2 幸せの絶対的な基準をいったん捨ててみる

 なにが幸せかという基準に縛れていることは苦悩に縛られているにも等しい。そういったものをいったん捨ててみる。「愛」について考えながら、幸せを再定義してみる。

3 従順な羊でも野良猫でもなく人間であれ

 歓びと悲しみをもち、笑い泣く。自分が人間であることの内省から他者への寛容と併存の可能性が生まれる。

4 他者の目も評価も内面とは関係がない

 社会的な側面では他者の目も気にしなければならないし、おカネで評価される部分も考慮しなければならないが、自分の内面とは本質的に関係ない。貧しくても、安価にバッハの至上の音楽が聴ける文明にあることをお忘れなく。

5 言葉は量や重さではなく、伝えられる状況で考える

 他者に向ける言葉は、相手が受け取った分がすべて。相手の状況から「ああ、これは伝わらないだろう」というときは、沈黙するかあとで思い出してもらえるように少し話すに留める。

6 群れから心を離れよ

 群れていていい。人と楽しんでもいい。心をそこに混ぜ込まないこと。心が寄り添うことはあるけど、それは群れではない。

7 最終決定を他人に説明する

 最終的な決定事項は、自分で決めるのではなく、他者を巻き込むのだから、説明の形を整えるようにする。責任は負える限界で負う。基本的に公に課せられる個人の責任には限界がある。

8 成功体験を忘れよう

 善いことも悪いことも済んでしまったこと。

9 瞬間を生き、次の瞬間死んでもいいと思えるのは最後にとっておこう

 死を一つの賜物とて、それまでは与えられた人生を生きていけばいいだけのこと。

10 絶対不可侵領域としての自己は心だけ

 心というのは「愛」以外人がどうすることもできない。逆にいえば、世のなかにある自分というのは常に他者との関係に置かれているのだから、他者への「愛」を思って、関わりをもっていくこと。

まとめ

 ネットなんか見てないで、本を読みなさい。