FigShare とそのオーナー Mark Hahnel に迫る!
本日のお題(?)は、FigShare 、と(云うよりむしろ)、FigShare 創設者 Mark Hahnel。
Photo license: Some rights reserved
By Graham Steel(@McDawg)
FigShare なにそれ?と云う方も多い筈。
Google さんに尋ねても、日本語情報はこれ一本、って感じみたいだし。><
2011年3月2日に、科学データのオープンな共有を目指す“FigShare”というプラットフォームのベータ版が公開されたようです。この“FigShare”は、研究者が実験で失敗した事例や公にされていないデータ等を登録・公開し、他の研究者と共有することで、他の研究者が同様の実験をする時間と経費の節約に役立てようというもののようです。“FigShare”の登録データの引用やタグ付け等も可能とのことです。運営しているのは、英国インペリアル・カレッジ・ロンドンの博士課程の学生であるMark Hahnel氏とのことで、氏は英国のNPO団体Open Knowledge Foundationの、科学におけるオープンデータに関するワーキンググループのメンバーであり、またScience3.0というウェブサイトコミュニティの創設者のようです。
科学データの共有が叫ばれて久 しい昨今ですが、セルフアーカイビング同様?頭で理解できていても、なかなか行動に移せないトップ10の座をなかなか譲らないのが、科学データ共有。
こんな言い訳も用意されてますし。><
科学者のデータ共有が進まない理由(記事紹介) | カレントアウェアネス・ポータル
Data sharing: Empty archives : Nature News
その硬くて高い壁を崩そうと立ち上がったのが我等の Mark Hahnel!!
Mark Hahnel
Mark Hahnel - London, United Kingdom, Stem, cells, open | Mendeley
# Facebook でも Mendeley でもちゃっかりお友だち済みですw
(因みに本人めっちゃイケメンですが、ガールフレンドがこれまためっちゃベッピンさん)
話題が逸れそうなところ、ぐいっと FigShare に戻しまして、汗
FigShare とは一体何なのか、カレントアウェアネス・ポータルの記事を再掲しますと、
.. 研究者が実験で失敗した事例や公にされていないデータ等を登録・公開し、他の研究者と共有することで、他の研究者が同様の実験をする時間と経費の節約に役立てようというもの ..
ってなことで、 Mark Hahnel 曰く「negative results and unpublished figures」を共有しようぜ、と。
こんなことやっていた(過去形?)ので、negative とか unpublished とかのキーワードに強く反応した次第です。。
そんな勇敢な戦士 Mark Hahnel の映像がありますので2つ貼っておきましょう。
ひとつ目は、Blogs, Twitter, wikis and other web-based tools | Collaborating and building your online presence からのインタビュー。
インペリアル・カレッジ・ロンドンも映像をアーカイヴしてくれています。
Imperial College London media library : Blogs, Twitter, wikis and other web-based tools
Prezi.com - The zooming presentation editor で作ったプレゼンテーションがこちらから見れます。いいですね。
Opening workshop info | Blogs, Twitter, wikis and other web-based tools
余談ですが、はてなダイアリーで Prezi.com - The zooming presentation editor 貼り付けれないのが相当残念です。
はてなアイデア - Preziの embed に対応してほしい.Prezi ってとても素敵だと思うんです,だからはてダに表示したらとっても素敵だと思うです. (prezi とは,コレです: http://prezi.com/iy9jys9yk5uc/ )
はてなアイデア - PreziのEmbed codeを貼れるようにして欲しい。 http://prezi.com/
ふたつ目の映像は、やはりインペリアル・カレッジ・ロンドンでのプレゼンテーション。こんなエントリを発見して知りました。
Recology: FigShare Talk
さて、この Mark Hahnel、若くして?色んな肩書きをお持ちです。
.. この“FigShare”は、 .. 運営しているのは、英国インペリアル・カレッジ・ロンドンの博士課程の学生であるMark Hahnel氏とのことで、氏は英国のNPO団体Open Knowledge Foundationの、科学におけるオープンデータに関するワーキンググループのメンバーであり、またScience3.0というウェブサイトコミュニティの創設者のようです。
Open Data と云えば、Science Commons。
Science Commons と云えば、John Wilbanks(@wilbanks)。
また Open Data と云えばもうひとつ、Panton Principles 。
Panton Principles と云えば、Cameron Neylon。
Photo license: Some rights reserved
By cameronneylon(@CameronNeylon)
John Wilbanks と Cameron Neylon。
どちらにもお会いしている私*1,*2にとって、当然の如く Mark Hahnel は「絶対会うべき存在」なんですっ!!(`・ω・´)キリッ
そんな Mark Hahnel 率いる FigShare 、Digital Science の仲間入りしたとの朗報。
Press Releases - DIGITAL SCIENCE: Applications and services for researchers
FigShare teams up with Digital Science, but remains open and independent.
The Tree of Life: Figuring out FigShare (@FigShare) & Digging into Digital Science (@digitalsci) #OpenData
日本では全く話題にならなくて寂し過ぎるのが、今回のエントリ書き上げた動機でもあります。
#頑張れ、カレントアウェアネス・ポータルw
と云うことで、しばらくは FigShare と Mark Hahnel から目が離せませんね!って意見に同意の方は是非 @science3point0 と @figshare をフォローどうぞーー。
Mark Hahnel (science3point0) on Twitter
Mark Hahnel (figshare) on Twitter
*1:[http://d.hatena.ne.jp/keitabando/20091008/1254958907:title]
*2:CERN Workshop on Innovations in Scholarly Communication (OAI7)にてポスター発表してきました #oai7 - @keitabando のブログ