契約問題で紛糾していたイラク代表のジーコ監督(59)が、イラク協会との契約を続行する方向であることが明らかになった。地元紙アルスマリア・ニュース電子版が10日、報じた。給与未払い問題などを理由に、ジーコ氏が7月下旬に契約解除の可能性を示していた。今月7日にジーコ氏の弁護士がバグダッド入り。同協会側とこの日まで折衝を続け、給与未払い問題については支払先の銀行口座を再確認するなどの条件のもと、2014年夏までの契約を続行する方向性を確認したという。今後、契約の細部の見直しなどを終えた時点で、ジーコ氏は9月11日のW杯アジア最終予選日本戦への準備に入る。