語形成から見た日本語文法史 青木博史 著
2010年11月
語形成から見た日本語文法史
青木博史 著
A5判上製 定価8,200円+税
ISBN 978-4-89476-521-4
ひつじ書房
【要約】
本書は、日本語における派生・複合などの語形成に関する諸現象について、歴史的観点から分析を行ったものである。
主として中世室町期に考察の基盤を置き、文法変化をダイナミックに捉えることを目的としている。
文献資料の精査によって得られた用例に基づいた実証的な記述に、語彙論から統語論・構文論へと拡がる形で理論的観点から説明を加えている。
方言事象も視野に収めた、日本語文法史研究の新しい試みである。
【目次】
第Ⅰ部 可能動詞の派生
第1章 中世室町期における四段動詞の下二段派生
第2章 可能動詞の成立
第3章 四段対下二段の対応関係
第Ⅱ部 カス型動詞の派生
第1章 カス型動詞の派生
第2章 デカスの成立
第3章 カス型動詞の消長
第Ⅲ部 動詞の複合
第1章 「〜ナス」の構造
第2章 「〜キル」の展開
第3章 「〜オル」の展開
第Ⅳ部 句の包摂
第1章 中世室町期における「動詞連用形+ゴト」構文
第2章 古典語における「句の包摂」
第3章 「〜サニ」構文の史的展開
第Ⅴ部 動詞の重複
第1章 終止形重複と連用形重複
第2章 動詞重複構文の展開
【著者紹介】
青木博史(あおき・ひろふみ) 九州大学人文科学研究院准教授。
主著:『ガイドブック日本語文法史』(共編、ひつじ書房、2010年)
『はじめて学ぶ言語学』(共著、ミネルヴァ書房、2009年)
『日本語の構造変化と文法化』(編著、ひつじ書房、2007年)
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