科学研究班が昨夏の探査で撮ったタイタニック号の3D写真が先週法廷で公開になりました。
タイタニックを撮った写真としては史上最高のクオリティー。法廷では裁判官も3Dメガネをかけて検分しました。
写真は深海潜水装置にカメラを取り付けて船まで送り込み、遠隔操作で撮ったものをモザイク状に繋ぎあわせて生成しました。ここにご紹介するのは3D写真のほんの一例ですが、残骸の1インチ、1インチに至るまで克明に映っているのがわかります。他の写真では3×5マイル(4.8km×8km)におよぶ事故現場全体の様子を知ることができます。
写真はいずれひとつにまとめて公開し、沈没の際に何が起こったか調べる参考にしてもらう予定です。パトロンも喜びそうですよね。
1枚目の写真は救命ボート専用クレーン。船の脇に救命ボートを吊るして降ろす時に使われたものです。
2枚目は海の泡と消えたスミス船長のバスタブ。お湯と水、海水と真水から好きな方を選べるんですよ。
3枚目に映ってる窓ふたつは1等客室のものですね。中の人、脱出できたのかな...
4枚目は船首に向かって左側(ポートサイド)。
どれも海面から2マイル(3.2km)以上の海底に沈むなり、みるみる凍てついてしまったものばかりです。タイタニック号は2012年4月15日で沈没100年を迎えます。
[The Atlantic, Photo Credit: AP Photo/RMS Titanic, Inc.]
Kwame Opam(原文/satomi)