函館市はこのほど、路面電車車両内でのWi-Fi(Wi2 300)サービス提供を開始した。北海道新幹線新函館開業対策推進機構およびワイヤ・アンド・ワイヤレス社と共同で、「Hakodate City Wi-Fi」の名称で路面電車のほか主要観光施設等にもサービスを展開する。路面電車全車両へのWi-Fiサービス導入は全国初という。路面電車停留所への導入も検討している。
函館市は国内外から年間400万人以上が訪れる国内有数の観光地であり、2015年には北海道新幹線の新函館(仮称)開業を迎える。
このため同市では、Wi-Fi利用環境の拡大によって、スマートフォンやタブレットPCなどの情報端末を手にした旅行客へ情報提供体制を強化したい考え。主要観光施設等にも5月末までに順次導入を済ませる。導入施設には利用方法が記載されたパンフレットを設置し、周知を図る。なお、「Hakodate City Wi-Fi」導入場所では、KDDIが展開する「au Wi-Fi SPOT」サービスも利用可能だ。
「Hakodate City Wi-Fi」導入施設(予定を含む)
交通機関など | 函館市電車両内・停留所 / 空港連絡バス / 函館駅前バス案内待合所 / 津軽海峡フェリーターミナル |
観光施設など | 函館山ロープウェイ山麓駅 / 五稜郭タワーアトリウム / 金森赤レンガ倉庫 / 旧イギリス領事館 / 元町観光案内所 / 函館駅観光案内所 / 函館市地域交流まちづくりセンター / 函館朝市どんぶり横丁市場 / 函館駅二商業協同組合 / 渡島蔬菜農業協同組合 |