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チャンネルAJER更新しました。
『日本維新の会の皆様へ①』三橋貴明 AJER2012.12.18(1)

http://youtu.be/oIRU_556Cqg

『日本維新の会の皆様へ②』三橋貴明 AJER2012.12.18(2)

http://youtu.be/-r7ZtQu_uB0

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【2013年1月11日 江別商工会議所 新春経済講演会】
http://www.ebetsu-cci.or.jp/ibent/h25keizai/h25keizai.html

【2013年1月21日 羽島商工会議所 新春講演会】

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_40.html#Hashima

【2013年1月31日 日本経済復活の会設立10周年記念パーティー】
http://tek.jp/p/meeting.html

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 昨日、「是清プロジェクト 国力倍増計画」をクリスマスカードとセットで提出させて頂きました。塾生の皆様、本当にお疲れ様でした(追い込み期は、大変だったと思います)。


 さて、2012年は台湾総統選挙、ロシア大統領選挙、ギリシャ総選挙、フランス大統領選挙、アメリカ大統領選挙、中国政権交代、日本総選挙、韓国大統領選挙と、驚くほどの選挙イヤーだったわけですが、
民意に基づき、劇的に政策が転換される
 結果になった国は、実はそれほど多くありません。台湾、ロシア、中国はほぼ現状維持、ギリシャ、フランスは民意は「反グローバリズム」だったわけですが、ユーロという呪縛が足を引っ張っています。アメリカは「反グローバリズム」の勝利のように見えますが、オバマ政権は共和党主導の議会を相手に、不自由な政策遂行を余儀なくされるでしょう。韓国は「盧武鉉的な左翼? それとも、李明博の後継者である朴槿恵?」と、微妙な選択肢しかありませんでした。無論、朴槿恵新大統領は、さすがに李明博的な「全面的に財閥優先」的な政策は転換するでしょうが、「経済民主化」をどこまで実現できるかは未知数です。日本とは異なり、すでに韓国経済は完全にグローバリズムにビルトインさせられてしまっています。(何しろ、今年の輸出依存度が50%超!)


 唯一、日本のみが「国民経済中心主義」の政策を大胆に実施するための劇的な政策転換に成功しました。参院過半数がない以上、アメリカ同様に「ねじれ」があるじゃないかと思われたかも知れませんが、何しろ自公で衆院の三分の二を抑えました。国会同意人事はともかく、その他の法案については衆院再可決することで物事を前に進めていくことが出来ます。


 そして、7月の参議院選挙で勝利しさえすれば、その後の「三年間」については、まさに安倍政権にとって「黄金の季節」となるのです。何しろ、国政選挙が最長で三年間は「無い」わけでございます。この「黄金の季節」こそが、「戦後レジームからの脱却」へのチャレンジには絶対に必要なのです。


 前回の安倍政権以降の各政権が「首相単年制」に陥ったのは、大きく二つ、要因がありました。すなわち、「衆参のねじれ」「デフレ深刻化」という二つの呪縛です。


 衆議院と参議院が捻じれている状況では、政策が遅々として進まないのも無理もありません。一応、安倍政権、福田政権、麻生政権の時代は、自民党は衆院再可決が可能でしたが、何しろ当時の衆議院の議席は小泉元首相が勝ち取ったものなのです。「前任者の遺産」にすがらざるを得なかった当時の自民党政権は、さすがに衆院再可決を連発することはできませんでした。何しろ、「民意」がどこにあるのか不明なのです。民主党はそれを理解していたため、参議院であらんかぎりの「嫌がらせ」をやってきました。


 ところが、今回は安倍晋三総裁率いる自民党は総選挙で勝利し、民意に基づき公明党と合わせて議席の三分の二を得ました。しかも、メインで訴えたのが「第二の呪縛」を打ち払うための「デフレ対策」なのです。


 とにかく、デフレが継続する限り、国民は「常に」政権に不満を持ちます。デフレ期の政権は、特に日本では本当に長続きしません。前回のデフレ期(1920年ー)も、首相が毎年のように変わっていったのは、「コレキヨの恋文 」で描いた通りでございます。


 今年の八月、
「安倍元総理の『新政権』で、麻生元総理が『財務大臣』になって頂ければ・・・」
 と考え、福岡の「麻生政経セミナー」にお招き頂いた際に、講演の最後の方で、
「現在の高橋是清になれる人は、誰ですか! 麻生太郎しかいないでしょうっ!
 と、ご本人目の前にして絶叫したわけですが(1000人の聴衆に大ウケでした)、まさか本当になるとは・・・・・・・・・・・実は思っていました。何となく、当時から「兆し」のようなものを感じていたのだと思います。近いうちに「麻生財相」が実現すると確信していたからこそ、ああ叫んだわけです。「兆し」について言葉で説明しろと言われても、無理なのですが。


 とはいえ、その後の展開が「神展開」だったことは間違いありません。


 9月の総裁選挙で、まさかの安倍元総理の再出馬。麻生元総理の支援表明。さらに奇跡の逆転勝利。自民党の経済政策が「デフレ対策」にシフトし始めた時期に、野田前総理が衆院解散。「日本を取り戻す」という、現在の日本国民の心を掴むキャッチフレーズ(これは、相当に大きかったです)、衆院選の完勝、そして、本日の安倍新内閣の発足


 マスコミは今後も「これまで以上に」大々的なアンチ安倍キャンペーンを仕掛けてくるでしょう。とはいえ、現在のデフレに苦しむ日本において、リーダーとして安倍総理以上の適任者はいないのです。


デフレ脱却せずに財政再建できない=安倍自民総裁
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE8BO02320121225
 自民党の安倍晋三総裁は25日、経団連の審議員会であいさつし、デフレから脱却せずに財政再建はできないとし、日銀と政策協定(アコード)を結び、2%のインフレ目標を設定したいとあらためて表明した。
 また、日銀にも説明責任を負っていただくと言明した。
 安倍総裁は、デフレは日本人の精神にまで悪影響を及ぼしているとの見解を示した上で、人口減少がデフレの要因だとの見方があることについて「人口が減少してもデフレでない国はたくさんある。日本にできないことはない」と否定。財政再建が成長の制約になるとの考えにも「成長はすべては解決しないが、デフレから脱却せずに財政再建は絶対にできない。断固たる意思をもってデフレから脱却し、円高を是正させ、経済を成長させる」と語った。
 金融政策については「伝統的な政策ではデフレから脱却できなかった」と指摘。「(政権を担えば)日銀と政策協定を結び、2%のインフレ目標を設定したい。2%の目標については日銀も説明責任を背負っていただくということだ」と語った。
「明日、首相になったら手段は中銀に任せるのは当然のことだ」としながらも、「伝統的でない手法にも取り組んでいただきたい。金融政策で円高を是正するのは当然のことだ」と語った。
 また、安倍総裁は金融政策が投資や雇用に結びつくまでは時間がかかるとの認識を示し、財政政策の重要性について言及、「公共投資を行い、有効需要を作ることで日本全体に景気(回復)の波がしっかりと及ぶという状況を作りたい」と語った。
 さらに成長戦略が金融政策、財政政策に続く3本目の柱だとして「目標を決め、集中的に成長分野において規制改革・緩和を行っていく」考えを示した。
 社会保障と税の一体改革に関しては「2014年4月からの消費税引き上げの基本方針は維持する」と明言。ただ、「消費税を引き上げられる状況か来年の4─6月の景気を見て秋に判断する」との考えをあらためて示した。
 補正予算については「デフレ脱却に資するものとする。また暫定予算もカバーできるものにしたい」とし、「大型のものになる」と発言。「デフレ脱却に政策の総力をあげる」と語った。』


「人口が減少してもデフレでない国はたくさんある。日本にできないことはない」
※厳密には「人口が減少している国であっても、デフレなのは日本しかない」でございますね(参考:日銀法再改正への道  
)。
「成長はすべては解決しないが、デフレから脱却せずに財政再建は絶対にできない。断固たる意思をもってデフレから脱却し、円高を是正させ、経済を成長させる」
「(日銀は)伝統的でない手法にも取り組んでいただきたい。金融政策で円高を是正するのは当然のことだ」
「公共投資を行い、有効需要を作ることで日本全体に景気(回復)の波がしっかりと及ぶという状況を作りたい」
「消費税を引き上げられる状況か来年の4─6月の景気を見て秋に判断する」


 経済政策やデフレ対策について、これほど正しい見識をお持ちの方が、日本国の内閣総理大臣になられるのです。しかも、麻生元総理が財務大臣(兼金融大臣)。「経世済民」という観点から考えた場合、これ以上の布陣は現在の日本では不可能でしょう(いや、本当に)。


 しかも嬉しいのは、上記の布陣、体制を実現したのは、わたくし達、日本の有権者一人一人の「票」だったという事実です。「郵政選挙」や「政権交代」などのシングルイッシューではなく、総合的に政策を判断し、最も今の日本に相応しい政権を誕生させた。この「歴史」について、今を生きる日本国民は誇っても構わないと思います。 


 とはいえ、今後の展開しだいによっては、今回の成果は単なる「うたかたの夢」で終わってしまいます。そうさせないための戦い、今回の結果を真に「誇りある歴史」にするための戦いが、今日から始まります。


「真に誇りある歴史にするための戦い」を共に戦って頂ける方は、

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