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女子版クラブW杯11月開催へ 将来はFIFA主催に

[ 2012年8月28日 06:00 ]

 女子版クラブW杯を日本が立ち上げることになった。日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)は27日、なでしこリーグ杯決勝トーナメントに向けた記者会見を東京都文京区のJFAハウスで開き、田口禎則専務理事が日本のリーグ戦女王、カップ戦女王に、欧州とアジアのクラブを加えた4チームによる国際女子クラブ選手権(仮称)を、11月に日本で開催することを明らかにした。

 今季の欧州CLを制したリヨン(フランス)や日本代表DF熊谷が所属するドイツ女王のフランクフルト、同FW大儀見が所属するポツダム(ドイツ)などの強豪クラブと交渉中。アジアではオーストラリア女王のキャンベラが有力。日本のリーグ戦、カップ戦覇者と、トーナメント方式で対戦して“世界女王”を決めるという。リーグ戦が終了する11月11日の翌週の11月15、18日に首都圏(会場未定)で開催する方向で調整している。

 第1回の今年は日本女子サッカーリーグと日本協会による共催。大会継続のため日本協会内に組織委員会を開設する。田口専務理事は「FIFA(国際サッカー連盟)やAFC(アジアサッカー連盟)の役員を招待したい」と話しており、いずれは南米女王など各大陸選手権の優勝クラブが参加するFIFA主催の世界大会にしていくことが目標。W杯、五輪とはまた違った世界女王をめぐる戦いが繰り広げられそうだ。

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2012年8月28日のニュース