EIZOは29日、衛星画像に適した23.5型液晶モニタ「DuraVision FDF2405W」を発表した。発売はは9月26日で、価格はオープン。低階調な濃淡のデータの再現性を高め、衛星/航空関連GIS向けの販売を予定する。

DuraVision FDF2405W

スイッチを入れてから短時間で正確な色表示が行える「輝度安定化回路」、均一性を高める「3D-LUT」、表示ムラを抑える「デジタルユニフォミティ補正回路」などの色演算回路を搭載し、低階調な濃淡のデータの再現性を高めた製品。

また、動画表示や画面スクロール時に発生する残像感を抑え、情報の可読性を高める「ブラーリダクション」機能を搭載。これは、120Hzの入力信号をモニタ側で240Hzに変換しつつ、バックライトの明滅で残像がないフレームのみを表示する機能。残像感を抑えることで、動画の細部情報も確認しやすいほか、長時間視聴時の疲れ目も軽減できるという。

ブラーリダクション機能の概要

主な仕様は、パネル種類がVA(ノングレア)、解像度が1,920×1,080ドット、視野角が上下左右176度、コントラスト比が5,000:1、応答速度が4ms(中間階調)。チルト角は上30度。映像入力インタフェースはDisplayPort、DVI-D(いずれもHDCP対応)。このほか、USBハブ機能も備える。

本体サイズはW563.5×D245.5×H342~517mm、重量は約8.4kg(モニタ含む)。100mmのVESAマウント規格にも対応する。