【10月2日 AFP】米プロフットボールNFLのチーム、シンシナティ・ベンガルズ(Cincinnati Bengals)のスター選手、チャド・オチョシンコ(Chad Ochocinco)氏が呼びかけている子どものためのチャリティの連絡先としてシリアル食品の箱に印刷された電話番号に誤植があり、このシリアル食品を製造した企業が9月30日、謝罪した。

 オチョシンコ選手が広告塔になっているのは子どものための食糧チャリティ、「フィード・ザ・チルドレン(Feed the Children)」で、このシリアル1箱が売れると寄付が入る仕組み。本来はこのチャリティ団体の電話番号が入るべきだった。

 しかし実際に印刷された番号は局番が間違っており、有料お色気サービスの番号になっていた。電話をかけると妖艶な女性の声で、もっと聞きたければクレジットカードを使うよう誘いかけてくる仕組みになっていた。

 スポーツ選手に関連する限定商品やチャリティ商品を製造しているピッツバーグ(Pittsburgh)の企業、PLBスポーツ・インコーポレーテッド(PLB Sports Incorporated)は謝罪し、地元テレビ局WCPOに出演したオチョシンコ選手も電話番号が誤っていたと説明した。

 前日にオチョシンコ選手はツイッター(Twitter)上でシリアルを買ってほしいと呼びかけていたが、その際、「1日の始まりには適度な糖分(suga)をとろう」というメッセージに使った「suga」という言葉は、スラングで「セクシーな女の子」を意味する言葉だった。(c)AFP