パナソニック、ストロボ内蔵で世界最小・最軽量の「LUMIX DMC-GF2」を海外発表

~タッチパネル、AVCHD、ステレオマイク装備。3Dレンズにも対応

 パナソニックは4日、マイクロフォーサーズ機の新モデル「LUMIX DMC-GF2」を海外で発表した。国内での発売は未定。本体色はレッド、ブラック、ホワイト、シルバー、ピンクを用意する。

LUMIX DMC-GF2(レッド)LUMIX DMC-GF2(ブラック)
LUMIX DMC-GF2(ホワイト)LUMIX DMC-GF2(シルバー)

 海外では、ボディに「LUMIX G 14mm F2.5 ASPH.」または「LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.」をセットにしたキットのほか、上記のレンズ2本をボディと合わせたキットも用意する。

 2009年9月に発売した「LUMIX DMC-GF1」の後継モデルと見られる製品。ストロボを内蔵したレンズ交換式デジタルカメラでは世界最小・最軽量としている。

 新たに1,920×1,080ピクセル/60i(センサー出力30p)のAVCHDによるフルHD動画に対応したほか、液晶モニターのタッチ操作が可能になった。また、マイクがモノラルからステレオになっている。DMC-GF1の動画機能は、AVCHD Liteによる720p記録だった。

 撮像素子は有効1,210万画素の4/3型LiveMosセンサー。画素数はDMC-GF1と同じ。超音波振動によるゴミ対策機能も備える。感度はISO100~6400。3Dレンズを使用したMPO形式での記録にも対応しており、3Dレンズ「LUMIX G 12.5mm F12」が使用可能。

 DMC-GF1の上面にあったモードダイヤルを省略したほか、背面のボタンも数を減らした。従来上下に直線だったパームグリップは、「LUMIX DMC-LX5」にも似た曲線の形状に変更している。

 内蔵ストロボも継承する。シンクロ速度は1/160秒。液晶モニターは約46万ドットの3型(3:2)タッチパネル式(固定式)。電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影可能枚数は約300枚。対応言語には日本語も含まれる。記録メディアは、SDXC/SDHC/SDメモリーカード。

 本体サイズは112.8×67.8×32.8mm。DMC-GF1比で横6.2mm、高さ3.2mm、奥行3.5mm小さくなった。本体のみの重量は約265gで、DMC-GF1と比べて20g軽くなっている。

LUMIX G 14mm F2.5 ASPH.を装着
LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.を装着
LUMIX G 14mm F2.5 ASPH.を装着
レッドLUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.を装着
シルバーLUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.を装着
ホワイトにLUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.を装着
上面にiAボタンと録画ボタンを装備3Dレンズ「LUMIX G 12.5mm F12」を装着
ポップアップストロボを内蔵
外付けLVF「DMW-LVF1」を装着
外部ストロボ「DMW-FL220」を装着

【2010年11月5日】製品写真30枚を追加しました。

【2010年11月5日】記事初出時本体色を「ブラックとレッド」と記載しておりましたが、正しくは「ブラック、レッド、ホワイト、シルバー、ピンクです」。


(本誌:武石修)

2010/11/4 16:53