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2010年10月4日(月)

中村繪里子さん&浅倉杏美さんがたっぷり語る!! 『アイマス』インタビュー全文掲載

文:電撃オンライン

 東京ゲームショウ2010の試遊台やステージイベントで、続々と新情報が明らかになったXbox 360用ソフト『アイドルマスター2(以下、アイマス2)』。最新情報については特設サイトの各記事を参照していただくとして、本記事では『電撃マ王 10月号』付録冊子に収録された、中村繪里子さんと浅倉杏美さんのWインタビューロングバージョンを掲載。7月3日・4日に開催された5周年記念ライブ“THE IDOLM@STER 5th ANNIVERSARY The world is all one !!”の思い出や、『アイマス2』への意気込みなどを語っていただいた。(インタビューは7月下旬に行ったものです)

『アイドルマスター』 『アイドルマスター』
▲天海春香役・中村繪里子さん。アーツビジョン所属。アーケード版『アイマス』の天海春香がデビュー作。ゲームのみならず、ラジオや数々のイベントに出演し、『アイマス』の布教に余念がない。自由すぎるトークが持ち味。▲萩原雪歩役・浅倉杏美さん。アーツビジョン所属。長谷優里奈さんからのバトンタッチを受け、萩原雪歩役を務めることが5周年ライブで発表された。過去のオーディションにも参加しており、『アイマス』への理解も深い。

■ライブの思い出――浅倉さんが演じる新しい雪歩

――まずは7月3日・4日に開催されました、5周年ライブの感想を聞かせてください。

中村繪里子さん(以下、中村) 私はつい先日、3日のライブの映像を浅倉と一緒に見る機会があって、「プロデューサーのみなさーん!」なんて言っている自分を映像で見て、初めて「終わったんだ~」と思いました。終わってからまだ1カ月経っていないぐらいですけど、どこで終わったのかがわからない状態で、この数週間を過ごしていたんです。もっと言えば「まだやってない」という感覚すらあったのかな。それがようやく一区切りついたのと同時に「またやりたい、もう1回やりたい!」という、次に向かっている気持ちも強いです。

浅倉杏美さん(以下、浅倉) 私はずっとダンスレッスンやリハーサルが続いていて、気持ちの整理がついていない状態で本番の日を迎えました。舞台袖で控えているとき……もっと前かな、ホテルの部屋にいるときからずーっと緊張しっぱなしで。ほかの声優さんと話しているときは普通に話せたんですが、スタッフさんの前だと笑顔を作る余裕すら……プロデューサーの坂上(陽三)さんとか、ディレクターの石原(章弘)さんに「ここで決まるんだぞ!」みたいに言われたり(笑)。

中村 「ここぞ!」というときには、プレッシャーをかけてくるよね。でも、かけても大丈夫そうな相手にしか言わない、と最近は感じています(笑)。

浅倉 皆さんに支えられて本番を終えて、今は「ほっ」としています。

――出演されなかった3日は、浅倉さんはどこからライブを見ていたんでしょう?

浅倉 3日は最初からずっと、2階の関係者席で見ていました。

中村 実は知らなかったんだよ、それ~。楽屋とメイク・衣装ルームが会場の真逆にあって、みんなが集まりやすいメイクルームで最後の練習している時間が長かったんです。だから、なかなか楽屋に戻ることがなくて。メイクの予定がない3日の浅倉が、楽屋にいたのかもわからないような状態だったんです。

浅倉 ライブが始まる前は、スタッフさんたちと楽屋にいましたよ。あ、でも30分ぐらい1人でポツンとしていました(笑)。3日のほうが緊張してしまっていて……。今回のライブの盛り上がりがどのくらいなのか、想像がつかなかったので。

――客席から3日のライブを見ていて、いかがでしたか?

浅倉 すぐ隣りの通路が一般席だったので、本当に間近でプロデューサーの皆さんの反応を見ることができたんです。だから「うれしい」という気持ちと同時に、「明日、私どうしよう」という気持ちが……。

中村 今日はこっちの席にいるけど、明日は……みたいな?

浅倉 はい。皆さんが完ぺきにパフォーマンスをこなしているのを見て、本当にすごいと思ったんです。『アイマス2』の映像~坂上さんと皆さんのあいさつ~ラストまで、という流れは3日も4日も同じだったんですが、この完ぺきな流れに私のあいさつが挟まることで、どうなってしまんだろう……って。次の日のことを気にしながら見てしまいましたね。でも、最初のほうは1人のファンとして楽しく見ていました。中村さんが出てきたときは、みんなが「えりりーん!」って呼ぶ声に合わせて、こっそり私も「えりりーん!」って呼んじゃったりして……ごめんなさいっ!

中村 大丈夫大丈夫! あ、取材席もそうだったって聞きましたよ。取材の皆さんも「ファンなんです!」って情熱を持っている方が多くて。だから「観客席で盛り上がりたいから、取材としては行きたくないなぁ……」なんていうお話を聞くこともあって、うれしいですね。

――浅倉さんはステージに立った瞬間、どんなお気持ちでしたか?

浅倉 坂上さんがしゃべっている間、ステージ裏で控えているときから泣きそうで、「階段すら昇れるのか!?」みたいな状態だったんです。6人ぐらいのメイクの皆さんが、直前までメイクを直してくださりながらの「大丈夫!」コールの円陣の中で出番を待っていました。ステージに出た瞬間にプロデューサーの皆さんの声を聞いたんですが、その歓声が好意的なものなのか、それとも心配からなのかすら、緊張のせいでわからなくて。そのままごあいさつをして、お辞儀をして、顔を上げた瞬間に白いサイリウムが目に入ったんです。それでやっと「ああ、よかったんだ!」って安心した瞬間に、「わっ」て涙が止まらなくなってしまいました。

――そのときの中村さんは?

中村 発表の段取りはもちろん聞いていたんですが、坂上さんが何をしゃべるかは聞いていなかったんです。しかも、いつもと違う語り口で話し出したので、私の頭の中も真っ白になっちゃって(苦笑)。リハーサルや楽屋でも「ふざけたオッチャン」みたいなキャラを演じて、緊張をほぐそうとしてくれているんですが、ステージ上で真面目に話しているのを聞いていて、どんな顔をしていいのかわからなくなってしまって……。でも、会場のプロデューサーさんたちが、坂上さんの話を真剣に聞いているのを見て「じゃあ私も話を聞けばいいんだ」って理解できて。坂上プロデューサーに動揺させられたのを、観客のプロデューサーさんに助けてもらいました(笑)。

浅倉 泣いてしまったら、そのあとに言うことをすべて忘れてしまって。本当はもっと短くあいさつして、みんなで歌って、さよなら~っていう予定だったんですが、私が語り出してしまって……。

中村 あの瞬間から、私たちも「台本通りにうまくやろう」っていう計算が一切できなくなって……。でもそれが一体感を生み出して、終わったあとにもスタッフさんが「よくやった!」って言ってましたよ。浅倉が体当たりでぶつかったのが、みんなに伝わって本当によかったです。

浅倉 ずっと「プロデューサーのみんなは優しいから大丈夫」って言われ続けてきたんですけど、自分に自信が持てないままだったんです。でも「がんばれー!」っていう声を聞いたときに、本当に優しい皆さんに受け入れてもらえたんだなぁって思いました。

中村 雪歩は雪歩で、浅倉は浅倉で、ゆりしー(長谷優里奈さん)はゆりしーで。そのすべてが私たちの中にもプロデューサーさんの中にも存在している、というのが伝わってきて「これでよかったんだ」って。何かが大きく変わろうとしているけれど、なくなるものではない。積み重ねていくことだけれど、踏みつけることでもない。今までゆりしーと一緒にやってきたものも大事だし、これから浅倉と作り上げていくものも大事で、ちょうど今回がジャンクションだったんだなぁって思います。

→浅倉さん、練習中に「zzz」!?(2ページ目へ)

(C)窪岡俊之 (C)NBGI

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データ

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