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『【尖閣ビデオ流出】都心で4500人抗議デモ、主婦や家族連れも 中国に怒り、日本政府にも不満
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101106/crm1011062129023-n1.htm
 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関連し、民間団体「頑張れ日本!全国行動委員会」(田母神俊雄会長)などが6日、東京都千代田区で中国政府に抗議するデモ行進をした。
 海上保安庁の巡視船に向かって、中国漁船が衝突してきたことを示すビデオ映像がインターネット上に流出したこともあり、参加者からは中国側の姿勢や、ビデオを一般には非公開としてきた日本政府の対応に異を唱える声が多く聞かれた。初めてデモに参加する学生や主婦の姿も目立った。
 中国漁船衝突事件を受けた同団体の都内でのデモは10月2、16日に続いて3回目。主催者発表ではこれまでで最も多い約4500人が参加した。警視庁によると混乱はなかった。(後略)』


東京で中国政府への抗議デモ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101106/t10015076561000.html
 尖閣諸島の問題などで中国政府に抗議するグループが主催する集会が、6日、東京で開かれ、およそ3800人が参加してデモ行進を行いました。』


 驚きました・・・・。NHKが日の丸が乱立する反中デモを報道するとは・・・。
 いや、まあ、こんなことで驚いてしまうところに、日本の病根があるわけですが。


 以下、昨日の「がんばれ日本!全国行動委員会」に関する各紙報道のまとめです。


スポーツ報知:銀座で4000人が中国政府に抗議デモ
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20101106-OHT1T00211.htm


朝日新聞:尖閣問題でデモ 週末の銀座を行進「中国政府に不安」
http://www.asahi.com/national/update/1106/TKY201011060378.html
『(前略)主催団体の水島総さんは「みんな中国政府のやり方に不安を感じている。右翼色のないデモだから、これだけの人が集まったと思っている」と話した。(後略)』


 朝日新聞! 今回は自社として記事を書きましたか!(また、時事の配信を掲載するのかと思いました)しかも、普通に水島さんのコメントを掲載しているし。


 そして、前回(続 自ら言論統制する民主主義国「日本」のメディアたちへ )ボロカスに批判した共同通信が、ついに「写真入」でデモを報じました。
 
共同通信:尖閣、4千人が銀座で抗議デモ 民主党政権や中国に
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110601000610.html


 読売新聞、毎日新聞、日経新聞は見当たりませんでした。情報お持ちの方は、コメント欄にお願いいたします。


 さて、前回「続 自ら言論統制する民主主義国「日本」のメディアたちへ」において、10月16日の抗議デモについて「直接的」には報じず、なぜか「日本における反中抗議デモに対する中国外務省の懸念」だけを報じたこれらの三紙、すなわち読売新聞、毎日新聞、日経新聞について批判しました。


 よくよく考えてみると、国内の重要事件を国内の新聞ではなく、「外国人のコメント」で知るって、まさしくガチガチの統制社会だった旧ソ連や、共産党による情報統制が凄まじかった、かつての中国そのままです。あるいは、ソ連の影響下にあった時代の東欧諸国のようです。


 別に、毛沢東時代までさかのぼらずとも、1989年の天安門事件の虐殺を、ほとんどの中国人民は「外国のメディア」「外国人のコメント」により知ったわけです。


 当時の共産国家の国民は、マスコミが政府の統制下にあり、「国内の」重大情報を「外国メディアの引用」もしくは「外国要人のコメント」から推察するしかありませんでした。10月16日の反中抗議デモを報じず、中国外務省のコメントのみを載せた読売新聞、毎日新聞、日経新聞は、自分たちのやっていることの意味を理解しているのでしょうか。


 あなたたちがやっていることは、スターリン式全体主義のソ連、毛沢東支配下の中国、ホーネッカーが君臨する東ドイツ、チャウシェスクが独裁するルーマニアのマスコミ、そのままなのです。
 
 国内の重大事を報じず、
読者が「外国人のコメント」で事件を知らされることになる読売、毎日、日経の三紙に比べると、朝日新聞やNHKがまともに見えてしまいます。この情けなさったら・・・・。


 今回の尖閣ビデオ流出で、なぜsengoku38氏が動画をYoutubeに掲載したのか日本の大マスコミはそれを思い知った方がいいです。以前であれば、テレビ局や新聞社にビデオが郵送されていたでしょう。ところが、現実はYoutubeでした。
 要するに、
現在のマスコミは社会の公器として機能するとは思われていないわけです。


 「国内の重大事を、外国人のコメントで知る」ことになるような新聞を発行している以上、sengoku38氏がビデオをYoutubeに投稿したのも、無理もないと思わざるを得ないわけです。


「日本のマスコミは社会の公器として機能していない」にご賛同頂ける方は、

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