北海道スーパー3強、地上戦と空中戦激化ロピア進出も
北海道でスーパー大手3強の競争が激しさを増している。人口減でコープさっぽろ（札幌市）、アークス、イオン北海道の新規出店ペースが鈍る中、関東圏を中心に人気の「ロピア」が年内にも道内に進出するなど市場環境が変わりつつあるためだ。道内3強はM&A（合併・買収）による実店舗での「地上戦」と宅配事業を舞台とした「空中戦」でしのぎを削りつつ、業容拡大を図る。 コープさっぽろが30日発表した2024年…
大型連休には公園へ足を運ぶ人も多いだろう。海外に比べて少ないといわれることもあるが、国や自治体が整備する「都市公園」は徐々に広がっている。2022年度末の1人当たり面積は全国平均で10年前より1割弱増えた。岡山県矢掛町は子どもらに人気の施設をそろえ、人口の6倍の来園者を集める。民間の資金やノウハウを生かす取り組みも全国で広がっており、地域の魅力向上への期待も高まる。 公園は自然を守るために一定区…
運転手の時間外労働規制の強化に伴う「2024年問題」や慢性的な担い手不足で、千葉県内を走る路線バスの減便が目立つ。中心部の千葉市では南東方面での減便が進む一方、西部の幕張新都心周辺ではピーク帯の2時間で片道70本を運行する路線がある。市内でバスの利便性の明暗が分かれる形となり、市と県が対策を急いでいる。 「想定を超える減便だ」。千葉市の神谷俊一市長は4月、出そろったバス各社の春のダイヤ改正状況の…
青森県と北海道を結ぶ青函トンネルの歴史や資料を展示する青函トンネル記念館（青森県外ケ浜町）はクラウドファンディングで約767万円を調達した。海面下140メートルにある作業坑の見学コースまで来館者を運ぶケーブルカー「竜飛斜坑線もぐら号」の修理費に充て、もぐら号は2024年度の営業開始とともに運行を再開した。 もぐら号は23年9月に、「車枠」と呼ばれる車体を支える部分に亀裂が見つかった。その後、23…
兵庫県芦屋市の高島崚輔市長（27）が、5月1日で就任1年を迎える。全国最年少の首長として注目され、一丁目一番地と公言する教育分野では自身のカラーを出しつつある。一方で、市民の関心が高いJR芦屋駅南地区の再開発事業では停滞も目立つ。持ち前の清新さに加え、2年目以降は政策実行力が一層問われる。 高島市長は私立灘中学・高校と東大を経て米ハーバード大を2022年に卒業。「芦屋市は世界一の街になる可能性を…
トヨタ自動車系の主要8社が2024年3月期の連結決算を発表した。記者会見した各社トップからは、台頭する中国の電気自動車（EV）メーカーへの警戒感を示す声が上がった。一方で自動車の生産は高水準を維持するとの見方が多い。労務費増加への対応や、品質問題の防止へ職場風土を立て直せるかも今後の業績のカギを握る。 慎重に投資判断 「値下げ、値下げ、値下げ」。アイシンの吉田守孝社長は26日の記者会見で、1回1…
スターフライヤーが30日発表した2024年3月期の単独決算は営業損益が9000万円の黒字（前の期は13億円の赤字）だった。4期ぶりの営業黒字転換となる。最終損益は2期連続の黒字で、前の期の12倍に当たる9億1200万円だった。 同日、北九州市内で記者会見した町田修社長は「旅客の回復で経営はかなり安定してきた。次は成長戦略に備えていく」と局面の転換を強調した。 売上高は24%増の400億円となった…
