あなたは自他ともに認める「デキる人」です。でも、なぜかいい部下に恵まれない...。部下がちゃんと仕事をせず、思ったように進まないので、最近の若い者は全く...とぼやきたくもなります。

そのような方にピッタリかもしれない記事が「Rajesh Setty」にありました。記事では、部下がついてこない理由は、部下が無能だからではなく、あなたの指導力の方に問題があるのでは? と問いかけています。この記事の筆者であるRajeshさんの挙げる、部下がついてこない7つのポイントは以下です。

Photo by chapman_photography.

 

1. あなたを今の地位に引っ張り上げてくれたスキルは、リーダーとしてのスキルと同じではない

あなたは現在「デキる上司」なのですから、あなたのパフォーミングスキルは上級レベルといえます。しかし、部下がついてきていないのだとしたら、上司として部下を引っ張っていくスキルはまだまだなのです。自分がのし上がって行ったときと同じ方法では、部下を引っ張り上げることはできないかもしれません。


2. 自分で全部やってしまって、部下に教えていない

あなたはパフォーマーとして優れているので、おそらく仕事も好きなのでしょう。部下を育てようとせず、自分で全部やってしまっていませんか? ちゃんとスキルを教えないままに部下に仕事を与えても、あなたが期待するような結果は出してくれません。問題が起きたときなども、颯爽とやってきて解決してあげてはいけません。部下に、自分で問題を解決するチャンスを与えましょう


3. 知らず知らずのうちに、部下があなたを超えないようにしている

自分のやってきたことに誇りを持つのはいいのですが、この仕事ができるのはこの世で自分だけ! と、 部下に対して知識の「出し惜しみ」をしていませんか? あなたのスキルが匠レベルに到達しているのであれば、なおさら惜しまず次の世代に伝えていってください。


4. 個人の成功とチームの成功は違う

あなたがリーダーになるには、あなた個人の成功によるところが大きかったかもしれません。しかし、リーダーとして上に立った瞬間、求められるのは個人の成功よりも、チームとしての成功です。今まで自分を輝かせることに長けていたあなたにとっては、自分よりもチームを輝かせるようにシフトするのに、多少の時間を要するかもしれません。


5. 自分にスポットライトが当たっていないと我慢ならないタイプ?

輝かしい実績を積んできたあなたには、いつもスポットライトが当たっていたことでしょう。その快感を忘れられずに上に立つようになっても、自分にばかり注目を集めようとしてはチームは成長しません。自分の部下にスポットライトが当たっていても、それを誇らしいことだと思えるようになることが、あなたの成長だとも言えます。


6. 自分のベストのときと比べない

あなたは今はデキる上司かもしれませんが、あなたの部下と同じぐらいの年の頃には、試行錯誤の繰り返しだったことでしょう。それなのに現在、部下のことをもどかしいなあという目で見ていませんか? 部下を、自分のベストのときと比べてはいけません。若輩だった頃の自分のことをよく思い出し、経験者だからできるアドバイスを適宜与えてください


7. あなたの仕事は人材育成

リーダーとしての成功は、あなたが部下をどんな人材に育て上げたかにかかっています。それぞれの可能性を引き出して、伸ばしてあげましたか? 人を育てることができれば、チームも育ちます。チームが育てば、会社全体としての利益も上がるというわけです。


7 Reasons Why Many Smart People Fail to Lead

(山内純子)