Googleが開発を進めている夢の車「自動運転車」。この車は、人工知能を搭載しており、ビデオカメラやレーダーセンサーを使って、自動的に車両を制御するという。すでにテスト走行も実施しており、未来の車として期待が高まっている。

そんななか、この車両が初めての事故を起こしたらしい。海外のメディアによると、皮肉にも事故原因は人為的なミスによるものだという。自動走行の機能を切って運転しており、ドライバーの不注意で他の車両に追突してしまったのだ。

この事故は海外の情報サイト「JALOPNIK」が報じたもの。それによると、米カリフォルニアにあるGoogle本社近くで事故を目撃した人がいたという。人間が運転していた自動運転車(車種:プリウス)が、別の車両に追突。現場に駆けつけた警察官が事情聴取している一部始終が目撃されたのだ。

このことについて、同社の広報担当者は正式にコメントを発表している。担当者は「安全は我々の最優先事項です。我々の目指すところは、今回のような車の衝突事故をなくすことです。人間がハンドルを握る限り、このような事故は発生し続けるのです」と説明している。

ちなみにこの車両の開発者は、18歳のときに交通事故で親友を亡くしており、交通死亡事故を根絶するために開発を行っているという。今回の事故ではケガ人はなかったらしいが、安全のために開発している車両で交通事故が起きたのはオドロキである。今回の事故を教訓に、さらに開発を進めていただきたいものだ。

参照元:JALOPNIK TNW(英文)