Wagby 無償版で受託開発ビジネスを行っても大丈夫です

本日、Wagby の代理店を検討されていらっしゃる方からご質問を受けました。はい、まったく問題ありません、と即答しています。

Wagby 無償版では、フル機能を最大2名まで同時にログオンしてご利用いただけます。ノンプログラミングで、大量データを扱っても安定するソフトウェア基盤が無償で手に入るということです。

想定しているお客様は、Access や FileMaker を1台の PC で利用されているという小規模ユーザ層です。当社の方針は

小規模ユーザ層からは、お金を頂かない。

です。(ただ、サーバとなる PC の運用も面倒という方のために、Wagby Cloud Entry というサービスを提供していますので、よろしければお使いください、と説明しています。)


それでは当社にとっていつビジネスが生まれるのか。ここに次のような哲学があります。

  • 個人によるデータ管理という段階では、IT の恩恵を受けているといえない!
  • IT の真価は、チームによるデータ共有にある。Wagby で業務の状態を "見える化" することが組織にとっての価値である。

ITの価値を理解できるのは、データ共有のメリットを実感されたとき。「なるほど、ITの活用で業務の見える化ができると、こんないいことがあるのか!」とご納得いただけたときに、当社とのお付き合いをはじめさせていただければ、と願っています。

そして、このような「ITの価値」うんぬんの抽象論を百回繰り返して説明するより、実際に無償版のWagbyで業務アプリケーションを構築して、一回使って頂く方が話が早いのです。まず無料で、という戦術は今の時代にマッチします。「Access や FileMaker の無料版」という誤解からのスタートでも結構です。使っていく中で、それが誤解であり、Wagby が提供する IT の価値に気付いていただくことができるはずです。


ということで、積極的に無償版でお客様向けのアプリケーション開発業務を実施していただければと思います。Wagby定義ファイル作成という受託開発ビジネスを行っていただいても、無償版であるかぎり、当社にお金をお支払いいただく必要はありません。(当社からの公式サポートはありませんが、その点はご了承ください。マニュアルはすべて公開していますので、実際に開発できます。)

そしてお客様が「2名以上でデータ共有したい」「本社と支店でデータ共有したい」「外出先からデータを閲覧したい」といったような(私たちが考える、健全な)IT 活用計画を立案されたとき、はじめて Wagby ライセンスをご購入いただけるように、ご説明いただければと思います。