図 検討を進める高速化対応ワンセグエンコ-ダの系統図
図 検討を進める高速化対応ワンセグエンコ-ダの系統図
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 日本テレビの技術展示会「デジテク2012」が2012年10月16日・17日の日程で開催されている。この中で、ワンセグにおける緊急地震速報の高速化に向けた試作装置が展示されている。

 試作技術は、エンコーダメーカーであるNECとの共同検討を進めているもの。通常は、音声に比べて動画像の符号化に時間がかかるため、音声や字幕を遅延させて動画像データと同期をあわせたあと放送している。開発品では、緊急地震速報におけるチャイム音や字幕データについて、この遅延回路をバイパスさせることで高速化を図った。

 従来と比較すると、チャイム音で約0.7秒、「緊急地震速報」など固定字幕表示で約1.5秒高速化できたという。

[デジテク2012の展示メニュー(PDFファイル)]