ニフティは2011年3月24日、同社が提供しているパブリック型クラウドコンピューティングサービス「ニフティクラウド」において、「API周りの拡充」および「固定グローバルIPオプションの無償化」を同日付で実施したことを発表した。

 API周りの機能拡充では、(1)HTTPを利用したシンプルな通信手順である「REST」(REpresentational State Transfer)への対応、(2)Javaに対応したSDKの提供、(3)コマンドラインインタフェース(CLI、Command Line Interface)の追加、(4)ロードバランサーの設定変更やサーバーコピー機能をAPIから利用可能にする---などの機能強化や追加を実施。ニフティによれば、これらはユーザーから要望が多く寄せられていたものだという。

 固定グローバルIPオプションは、サーバーにIPv4のグローバルアドレスを固定で割り当てられるようにするオプション機能。従来は月額525円の有償オプションとして提供してきたが、今後は標準機能として無償で提供する。ただし、ユーザーが同機能を必要としなければ外すことが可能となっており、その場合はサーバーの利用料金を「1時間当たり0.63円」の割合で減額するとしている。