「映画って楽しいね〜だからシネマっていうのかな〜♪」くらいの違和感が丁度いいのかもしれない。

ツイッターに垂れ流すのも何なのでコチラに・・・という旨の記事。昨晩ツタヤへDVDを万引きしに行ったんですが、目当ての作品があまりのも置いてなくってですね、なんだよーと思いながらウロウロしていたらば行き付けの飲み屋の店長さんとバッタリ遭遇しまして、やべ!最近お店行ってない!とか思って焦りつつもあーどうもー仕事帰りですかーなんつって挨拶交わしていると、「ねえ、なんかオススメないー?『24』を4っ借りるんだけどあと1枚ないと5枚で1000円にならないからさー」という映画好きとしての真価が問われる質問がきましてですね・・・。

※現れる店長さん、のイメージ。
まず、どんな感じのを見たい気分なんです?ときいてみると、「うーん、『グリーン・ゾーン』みたいなの。あ、新しいやつね。」との返答が。あー、『グリーン・ゾーン』ぼくは見てないですけど、去年の戦争ものなら『ハート・ロッカー』がめちゃくちゃ面白かったですよー!といきなり昨年マイベストを差し出す先制パンチを繰り出すも「えー・・・うーん・・・あとは?」とバッサリ。中東ものということで『キングダム/見えざる敵』が思いついたけど以前にすすめて見てもらったのであった。めげずに他を考えるが・・・お、思いつかない・・・。早くも困ってしまったぼくを見かねたのか「あー、あとは『Xファイル』みたいなのがいいなー」と再びお題が。

※戦闘開始、のイメージ。
むむむ、最近の映画で『Xファイル:真実を求めて』以外にXファイルみたいなのあったか?むむむ・・・とひよっているぼくの目に飛び込んできた『第9地区』。(自分自身はそんなに気に入れなかったけど・・・)あ!『第9地区』!これすごいですよ!大人気なんですよ!たまげますよきっと!(右に左に大振りフックを連発である)。「あー、こーゆーのじゃないんだよなあ。」。おう!ダメか。ダメなのか。『第9地区』がXファイルっぽいかどうかはさておき、所詮ぼくの言葉では人の心を突き動かすことはできないのかあああ。がびーん。おすすめ2本目にしてダウン。思考回路はショート寸前である。ここから2、3分お店の中をう〜〜〜んと唸りながら歩き回る。しかし何も思いつかない。自分にがっかりである。「なんだよー映画好きなのにもっとないの〜?」と追い討ちの茶化しがボディに効く。

※もうムリポ、のイメージ。
その店長さんはポール・グリーングラス作品を気に入る傾向にあるので、ボーンシリーズっぽいものにシフトチェンジ。ぼく自身は見てないけど『ソルト』→見たよ。『96時間』と『パリより愛をこめて』→見たね。『インセプション』→長いからイヤ。もうテキトーにいこう。『ミスト』→どんなやつ?一番言いたいことは言えないぜ!パッケージを読み上げる→却下。も、もうぼくには無理だ・・・。自分で決めて・・・。と諦めかけたところに「ねえ?これおもしろい?」。ん?『ハングオーバー』である。え?あ、はい。最高ですよ。笑いながらビックリできます。「じゃ、コレにしよっと」。・・・・・人にモノをすすめるってホントにむずかしい。どんな要素がその人に興味を抱かせるのか?どんな文句が人を惹き付けるのか?今年は邦題に関してちょこっと考える機会があったけれど、通の人がトンデモと思うタイトルが無関心でいた人を惹きつけて、もしかしたらその人にとって大切な一本となったりならなかったり・・・。まあね、これはね。うん。作品を尊重するならやっぱりギャーギャー言う声は常にないとね。いやはや、それにしても辿り着いたのが『ハングオーバー』でなんだか嬉しかったよ。ぼくにはやっぱモノを宣伝する能力がないと痛感させられたけども。最近ツイッター以外で映画の話をしていなかったので、いい体験になりました、ということを書き留めておきたくてのアップなのでありました。そういえば店長さんてば飲み屋さんではないか!今度感想聞きに飲みに行かねば。おしまい。