ドミニオンの裏話

ドミニオンの作者であるドナルドのBGGのフォーラムへのポスト The Secret History of the Dominion Cards シリーズからの抜粋です。
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上杉真人|ボードゲームデザイナー @dbs_curry

ドミニオンのカードのコストは、できる限り安く設定されている。なぜか? ちょっとくらい強すぎる方が、まったく使われないよりもいいから。でも、玉座の間は最初3金だったけど、買いすぎるとめんどくせーから4金になった(もちろん単純に強いからでもある)。

2010-12-03 18:47:42
上杉真人|ボードゲームデザイナー @dbs_curry

ドミニオンの木こりには、同じカードを二枚購入した場合に二枚目が1金安くなる、という能力がついていたことがあった。でも基本セットに入るには複雑すぎるのでやめた。これは陰謀の橋に継承されている。

2010-12-08 12:13:33
上杉真人|ボードゲームデザイナー @dbs_curry

なぜ木こりに+1buyがついているのか? それは、ドミニオンの+1buyがまだ+1buildだった頃の名残りです。

2010-12-01 11:14:37
上杉真人|ボードゲームデザイナー @dbs_curry

ドミニオンの属州は、最初は5点だったが、開発中に6点に変更された。なぜか? 金と公領だけ買う公領ラッシュが強すぎたから(当時はどの得点カードが切れてもゲーム終了だった)。

2010-12-04 10:09:57
上杉真人|ボードゲームデザイナー @dbs_curry

ドミニオンの中庭は、ドナルド以外がデザインした数少ないうちの一枚。似たようなカードをドナルドも考えていたが、友人が作ったこの中庭のほうがよりよかったので採用した。

2010-12-08 12:16:53
上杉真人|ボードゲームデザイナー @dbs_curry

ドミニオンのハーレムは、どうせ誰かが名前を変えろと言ってくるだろうと思っていたら、誰も何も言わなかったのでそのままになった。2chで言われる「元は過激な絵だったので修正された」というのはおそらくネタで、特に頼んでもいないのにあんな絵がきた。

2010-12-08 13:13:33
上杉真人|ボードゲームデザイナー @dbs_curry

ドミニオンの鉱山の村は、最初は通常効果と廃棄効果が現在と逆だった。なぜ変わったかというと、共謀者と若干かぶったため。このカードは祝宴と同じく陰謀のメインである「使い捨て」テーマの一部だったが、メカニズム自体の評判が悪く、テーマ自体が解体された。

2010-12-08 13:17:10
上杉真人|ボードゲームデザイナー @dbs_curry

ドミニオンの策士は最初は3金で購入できて、もちろん強すぎた。逆に宝の地図は効果が「金貨を3枚獲得する」で、もちろん弱すぎた。

2010-12-09 09:31:18
上杉真人|ボードゲームデザイナー @dbs_curry

ドミニオンの原住民の村は、元々は追放したカードをあとから確認することはできなかった。これに「どうして見られるようにしないんだ?」と言ったのが、リチャード・ガーフィールド。

2010-12-09 09:29:55
上杉真人|ボードゲームデザイナー @dbs_curry

ドナルドが「MtG? もうやらないよ。ドミニオンが完全勝利して、MtGは死亡確認したからね」と言ってるのに、プレイテストに付き合ってくれるリチャードあたたかや…。

2010-12-09 09:34:37