写真1●Monaca IDE
写真1●Monaca IDE
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●Moncaで開発したクロスプラットフォームアプリ
写真2●Moncaで開発したクロスプラットフォームアプリ
[画像のクリックで拡大表示]

 アシアルは2012年12月17日、同社のモバイルアプリ開発プラットフォーム「Monaca」(写真1)をバージョンアップし、Windows 8ストアアプリを開発可能にした。Monacaは、Webブラウザー上でiOS、Android、Windows 8向けのクロスプラットフォームアプリ(写真2)を開発できるサービス。ユーザー登録すれば無料で使用できる。

 また新しくWindows 8対応Monacaデバッガーを備えた。MonacaデバッガーをWindows 8 端末にインストールすれば、Monacaで開発したアプリをビルドすることなく、端末上ですぐに動作確認できるようになる。

 Monacaは、JavaScriptとHTML5でモバイルアプリを開発できるアプリ開発・実行環境。米Adobe Systemsがオープンソースソフトウエア(OSS)として公開しているモバイルアプリフレームワークPhoneGapをベースにしている。iOSおよびAndroid向けのユーザーインタフェースなどのネイティブコンポーネントを用意することで、操作性や実行速度を改善したという。また、MonacaはOSSとして公開されており、XcodeやEclipseといったローカルの開発環境でアプリを開発することもできる(関連記事:PhoneGapで学ぶマルチスクリーン対応ハイブリッドアプリ開発)。

 今回のバージョンアップでは、PhoneGapの最新バージョンであるPhoneGap 2.2に対応した。BarcodeScannerとWebIntent(Androidのみ対応)の2種類のPhoneGap pluginが利用可能となった。