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東北地方太平洋沖地震の起こった日、Twitterで一体何が起こっていたのかを紹介する動画


東北地方太平洋沖地震の後、ネット上ではソーシャルネットワークの利点や欠点、限界や可能性がたくさん語られました。あの日、Twitterではいったいどれくらいの情報が流れたのでしょうか?Twitterの公式blogで、ツイートの量や目的地をまとめた動画が発表されています。


まずこちらは@付き(宛先のある)ツイートの量。@付き発言は地震直後、5倍に増加しました。東南アジアへの密度がすごいですね。連絡手段として市民権を得ているということが伺えます。あとは留学生・駐留ビジネスマンが多い都市とのやりとりも目立ちます。

そしてこちらは発言を引用するリツイートの状況。赤が日本発の元発言、緑がそれらを引用(RT)し発信したものです。

興味深いのはアメリカのユーザーの動き。ヨーロッパのユーザーがあまりRTをしなかったのに対し、アメリカはかなり積極的にRTを行なっていたようです。単純にユーザー数の違いなのか、国民性なのか、それとも何か別の要員があるのか……考えてみると面白いですね。

もう1つ興味深いのが、日本発の発言を行なっていたのはどういった人たちなのかという点です。2番目の動画でも分かるように、海外の人達は日本での出来事についてそれなりの量を日本発の発言で受け取っていたようです。

震災直後、在日マスコミやフリージャーナリスト、外国人向けの店舗経営者などの人がマトモな情報を伝える一方、ものすごくいい加減な内容を英語でつぶやいている日本人も見受けられました。

そういった発言が、どれくらい報道やネット上の世論に影響を与えていたのか。世界的に見てマイナーな言語を用いる私たちが世界とコミュニケーションをとる時の課題といえそうです。

ソース:Twitter Blog: Global pulse

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