筑波山 大御堂

筑波山 大御堂は、茨城県つくば市筑波にある寺院。
坂東三十三観音の第25番札所です。

平安時代のはじめ、延暦元年(782)にこの地を訪れた徳溢法師が伽藍を建立し、千手観音を安置した寺である。そののち、大同年間(806-809)には、弘法大師筑波山を踏破して、密教をこの地にひろめるきっかけをつくった。これによって、堂宇を建立し、知足院中禅寺と名づけた。いまも求聞持堂や護摩壇石などの跡が残されている。

「古寺巡礼辞典」より